特許
J-GLOBAL ID:200903093721365046
RTK異常測位データ処理を伴うGPSによる変位計測装置および変位計測方法
発明者:
,
,
,
,
出願人/特許権者:
,
,
,
代理人 (3件):
原田 洋平
, 森本 義弘
, 笹原 敏司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-134870
公開番号(公開出願番号):特開2009-281896
出願日: 2008年05月23日
公開日(公表日): 2009年12月03日
要約:
【課題】RTK法による計測データに異常値が発生した場合でも、その異常値を除去し得るGPSによる海面の変位計測装置を提供する。【解決手段】基準局1と観測局2からの計測データによりRTK演算部11にて演算された海面位置データをデータ選択部15を介してデータ解析部17に入力し、波浪・潮位・津波を抽出する装置であって、観測局からの計測データにより単独測位方式に基づき変動成分を得る高精度変動検出法を用いて波浪成分を求めるPVD演算部12と、過去のデータに基づき決定された潮位予測式を用いて予測潮位を得る潮位予測部13と、上記海面位置データから波浪成分を減算し且つこの減算値に基づき海面位置データに異常が発生しているか否かを判断する異常判断部16とを具備し、異常があると判断した場合に、実測された海面位置データの代わりに、潮位予測部で予測された異常のない予測潮位をデータ選択部に入力するようにしたもの。【選択図】図1
請求項(抜粋):
地上に設置された基準GPS受信機(以下、基準局と称す)にて得られた計測データと、所定海域に係留された観測ブイに設置された観測GPS受信機(以下、観測局という)にて得られた計測データとに基づき海面変位を計測する装置であって、
基準局からの基準計測データおよび観測局からの観測計測データを入力して、リアルタイムキネマティック法(RTK)により観測局の海面位置データを求める第1演算部と、
観測局からの観測計測データを入力して単独測位方式を用いて変動成分を得る高精度変動検出法により波浪成分である海面変位量を求める第2演算部と、
上記第1演算部にて求められた海面位置データを入力するとともに過去の海面位置データに基づき決定され且つ時間の経過とともに更新される潮位予測式を用いて潮位を予測する潮位予測部と、
この潮位予測部にて求められた予測潮位に上記第2演算部にて求められた海面変位量を加算して予測海面位置データを求める加算部と、
この加算部にて求められた予測海面位置データおよび上記第1演算部にて求められた実測による海面位置データを入力するとともにいずれか一方の海面位置データを出力するデータ選択部と、
上記第1演算部にて求められた実測海面位置データおよび上記第2演算部にて求められた海面変位量を入力して両者の差である減算値を求めるとともにこの減算値または減算値の微分値に基づき第1演算部にて求められた海面位置データが異常であるか否かを判断する異常判断部とを具備し、
且つこの異常判断部にて異常測位データであると判断された場合、上記潮位予測部にて予測潮位を求める際に、潮位予測式の更新を行わないようにするとともに、この判断結果を上記データ選択部に出力して、上記加算部にて得られた予測海面位置データを出力させるように構成したことを特徴とするGPSによる変位計測装置。
IPC (3件):
G01S 5/14
, G01C 13/00
, G01C 15/00
FI (3件):
G01S5/14
, G01C13/00 W
, G01C15/00 102C
Fターム (6件):
5J062AA11
, 5J062BB09
, 5J062CC07
, 5J062DD23
, 5J062DD25
, 5J062EE04
引用特許:
前のページに戻る