特許
J-GLOBAL ID:200903093886099243
13-メチルエリスロマイシン誘導体
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
社本 一夫 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-619813
公開番号(公開出願番号):特表2003-500414
出願日: 2000年04月25日
公開日(公表日): 2003年01月07日
要約:
【要約】本発明は、式(1)(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R17、Rf、A、X、およびYは明細書中にて定義した通りである)の化合物、ならびに前記化合物の医薬用として許容しうる塩、プロドラッグ、および溶媒和物に関する。本発明はさらに、式(1)の化合物を含有する医薬用組成物、感染症の処置において式(1)の化合物を使用する方法、および式(1)の化合物を製造する方法に関する。
請求項(抜粋):
式1【化1】〔式中、 Aは、Hまたはハロゲンであり; Xは、-C(O)-、-CH(NR8R9)-、-CHR8NR9-、-NR9CHR8-、-C(=NR8)-、および-C(=N-OR8)-から選択され、このとき前記各X基における初めのほうのダッシュが式1の化合物のC-10炭素に結合していて、各X基における後のほうのダッシュが式1の化合物のC-8炭素に結合しており; Yは、CH2、C(O)、CHF、CF2、C=C(RaRb)、CHSR7、CHR7、C=S、-C(=NR8)-、-C(=N-OR8)、CH(OR8)、CH(OC(O)R8)、CH(OC(O)Ar)、CH(OC(O)NR8R9)、CH(O(CRaRb)nAr)、CH(OC(O)(CRaRb)nAr)、CH(OC(O)(CRaRb)nNR8(CRaRb)nAr)、CH(OC(O)NR8NR8R9)、CH(OC(O)NR8(CRaRb)nNR8(CRaRb)nAr)、CH(OC(O)NR8NR8(CRaRb)nNR8(CRaRb)nAr)、-CH(NR8R9)-、CH(NR8C(O)R8)、CH(NR8C(O)NR8R9、CH(NR8C(O)OR8)、CH(S(CRaRb)nAr)、-CH(NH(CRaRb)nNR8(CRaRb)nAr)、およびCH(NH(CRaRb)nAr)から選択され、このときnは0〜10の範囲の整数であり; あるいはYは下記の構造【化2】を有しており; R1とR2は、互いに独立していても、あるいは一緒になってもよく; R1とR2が互いに独立的に存在する場合、R1は、OR8、OC(O)R8、OC(O)NR8R9、NR8R9、NR8C(O)R8、NR8C(O)NR8R9、O(CRaRb)nAr、S(CRaRb)nAr、およびN(CRaRb)nArから独立的に選択され、このときnは0〜10の範囲の整数であり; R1とR2が互いに独立的に存在する場合、R2は、OR8、O-メシル、O-トシル、OC(O)R8、OC(O)NR8R9、NR8R9、NR8C(O)R8、NR8C(O)NR8R9、O(CRaRb)nAr、S(CRaRb)nAr、およびNH(CRaRb)nArから独立的に選択され、このときnは0〜10の範囲の整数であり; RaとRbのそれぞれが、H、ハロ、およびC1-C6アルキルから独立的に選択され; RaとRbは、それらが結合している炭素と一緒になって3員〜10員の環式もしくは複素環式ジラジカルを形成してもよく、このとき前記ジラジカルの1つ又は2つの炭素が、-O-、-S-、-S(O)-、-S(O)2-、-N(C1-C6)アルキル-、および-C(O)-から独立的に選択されるジラジカルで置き換えられていてもよく、またS置換基群から独立的に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく; (CRaRb)n(式中、nは0〜10の範囲の整数である)はアルキレンであって、-O-、-S-、-S(O)-、-S(O)2-、-N(C1-C6)アルキル-、および-C(O)-から独立的に選択されるジラジカルが割り込んでいてもいなくてもよく、またS置換基群から独立的に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく; R1とR2が一緒になって存在する場合、R1とR2が、介在する原子と一緒になって下記の構造【化3】のうちの1つを有するさらなる環を形成し; B1はO、(CRaaRbb)m、SO2、O、およびNR7から選択され、このときmは0または1であり; Zは(CRaaRbb)m、C(O)、C(NRaa)、P-ORaa、P(O)ORaa、P(O)NRaaRbb、Si(RcRd)、SO、SO2、(CRaaRbb)mCO、およびCO(CRaaRbb)mから選択され、このときmは1または2であり; RcとRdは、C1-C8アルキル、C6-C10アリール、およびC4-C10複素環基から独立的に選択され; RaaとRbbはHとC1-C6アルキルから独立的に選択され; RaaとRbbは、それらが結合している炭素と一緒になって3員〜10員の環式もしくは複素環式ジラジカルを形成してもよく、このとき前記ジラジカルの1つ又は2つの炭素が、-O-、-S-、-S(O)-、-S(O)2-、-N(C1-C6)アルキル-、および-C(O)-から独立的に選択されるジラジカルで置き換えられていてもよく、またS置換基群から独立的に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく; B1がNR7であるとき、B1とR6は、それらが結合している窒素と一緒になって3員〜10員の環を形成してもよく、このとき前記環の1つ又は2つの炭素が、-O-、-S-、-S(O)-、-S(O)2-、-N(C1-C6)アルキル-、および-C(O)-から独立的に選択されるジラジカルで置き換えられていてもよく、またS置換基群から独立的に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく; B1がNR7であるとき、B1とR6は、それらが結合している窒素と一緒になって-N=C(R7)(RaRb)nArを形成してもよく、このときnは0〜10の範囲の整数であり; R1、R2、およびXは一緒になってもよく; R1とR2とXが一緒になって存在する場合、R1、R2、およびXは、介在する原子と一緒になって下記の構造【化4】のうちの1つを有するさらなる2つの環を形成し; D、E、F、およびGのそれぞれが、H、ハロ、C1-C12アルキル、C3-C10アルケニル、C3-C10アルキニル、およびCH2(RaRb)nAr(式中、nは0〜10の範囲の整数である)から独立的に選択され、このとき前記アルキルの1つ又は2つの炭素が、-O-、-S-、-S(O)-、-S(O)2-、-N(C1-C6)アルキル-、および-C(O)-から独立的に選択されるジラジカルで置き換えられていてもよく、またS置換基群から独立的に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく; DとE、またはFとGは、それらが結合している炭素と一緒になって3員〜10員の環式もしくは複素環式ジラジカルを形成してもよく、このとき前記ジラジカルの1つまたは2つの炭素が、-O-、-S-、-S(O)-、-S(O)2-、-N(C1-C6)アルキル-、および-C(O)-から独立的に選択されるジラジカルで置き換えられていてもよく、またS置換基群から独立的に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく; J、J1、およびKのそれぞれが、C(O)R8、C(O)NR8R9、C(O)OR8、(CRaRb)nAr、S(CRaRb)nAr、およびNH(CRaRb)nArから独立的に選択され、このときnは0〜10の範囲の整数であり; L、M、Q、およびVのそれぞれがS置換基群から独立的に選択され; L、M、Q、およびVが結合しているフェニル環の1つ又は2つの炭素が窒素で置き換えられていてもよく; R1とXは一緒になってもよく; R1とXが一緒になって存在する場合、R1とXは、介在する原子と一緒になって下記の構造【化5】のうちの1つを有するさらなる環を形成し; R2とXは一緒になってもよく; R2とXが一緒になって存在する場合、R2とXは、介在する原子と一緒になって下記の構造【化6】のうちの1つを有するさらなる環を形成し; R3はOR10であり; R3とXは一緒になってもよく; R3とXが一緒になって存在する場合、R3とXは、介在する原子と一緒になって下記の構造【化7】のうちの1つを有するさらなる環を形成し; R3とYは一緒になってもよく; R3とYが一緒になって存在する場合、R3とYは、介在する原子と一緒になって下記の構造【化8】のうちの1つを有するさらなる環を形成し; R4は、H、C(O)(C1-C18)アルキル、C(O)Ar、OC(O)(C1-C18)アルキル、およびOC(O)Arから選択され、このとき前記R4基のアルキル部分が、-O-、-S-、-S(O)-、-S(O)2-、-N(C1-C6)アルキル-、および-C(O)-から独立的に選択されるジラジカルで置き換えられていてもよく、またS置換基群から独立的に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく; R5は、H、ハロ、C1-C10アルキル、C3-C10アルケニル、C3-C10アルキニル、-C(RaRb)-C(Ra)=C(Rb)-Ar、(CRaRb)nAr、OR8、OC(O)R8、OC(O)NR8R9、NR8R9、NR8C(O)R8、NR8C(O)NR8R9、O(CRaRb)nAr、S(CRaRb)nAr、およびNR8(CRaRb)nAr(式中、nは0〜10の範囲の整数である)から選択され、このとき前記アルキル、アルケニル、およびアルキニルの1つ又は2つの炭素が、-O-、-S-、-S(O)-、-S(O)2-、-N(C1-C6)アルキル-、および-C(O)-から独立的に選択されるジラジカルで置き換えられていてもよく、またS置換基群から独立的に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく; R5とYは一緒になってもよく; R5とYが一緒になって存在する場合、R5とYは、介在する原子と一緒になって下記の構造【化9】を形成し; R6は、H、C1-C12アルキル、C3-C10アルケニル、C3-C10アルキニル、およびCH2(RaRb)nAr(式中、nは0〜10の範囲の整数である)から選択され、このとき前記アルキルの1つ又は2つの炭素が、-O-、-S-、-S(O)-、-S(O)2-、-N(C1-C6)アルキル-、および-C(O)-から独立的に選択されるジラジカルで置き換えられていてもよく、またS置換基群から独立的に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく; R7、R8、およびR9のそれぞれがHとC1-C12アルキルから独立的に選択され、このとき前記アルキルの1つ又は2つの炭素が、-O-、-S-、-S(O)-、-S(O)2-、-N(C1-C6)アルキル-、および-C(O)-から独立的に選択されるジラジカルで置き換えられていてもよく、またS置換基群から独立的に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく; R8とR9は、それらが結合している窒素と一緒になって3員〜10員の環を形成してもよく、このとき環中の1つ又は2つの炭素が、-O-、-S-、-S(O)-、-S(O)2-、-N(C1-C6)アルキル-、および-C(O)-から独立的に選択されるジラジカルで置き換えられていてもよく、またS置換基群から独立的に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく; R10は、非置換のメチルではないという条件にて、C1-C10アルキル、C3-C10アルケニル、C3-C10アルキニル、-C(RaRb)-C(Ra)=C(Rb)-Ar、および(CRaRb)nAr(式中、nは1〜10の範囲の整数である)から選択され、このとき前記アルキル、アルケニル、およびアルキニルの1つ又は2つの炭素が、-O-、-S-、-S(O)-、-S(O)2-、-N(C1-C6)アルキル-、および-C(O)-から独立的に選択されるジラジカルで置き換えられていてもよく、またS置換基群から独立的に選択される1〜3個の置換基で置換されていてもよく; R11はHまたはOCH3であり; R12とR13は、それらが結合している炭素と一緒になって-C(O)-、-C(=NR8)-、または-C(=N-OR8)を形成してもよく; R12とR13は、それらが結合している炭素と一緒になって3員〜10員の環を形成してもよく、このとき前記環の1つ又は2つの炭素が、-O-、-S-、-S(O)-、-S(O)2-、-N(C1-C6)アルキル-、および-C(O)-から独立的に選択されるジラジカルで置き換えられていてもよく、またS置換基群から独立的に選択される1〜3個の置換・・・
IPC (6件):
C07H 17/08
, A61K 31/7048
, A61P 31/00
, A61P 31/00 171
, A61P 43/00 123
, C07M 7:00
FI (6件):
C07H 17/08 B
, A61K 31/7048
, A61P 31/00
, A61P 31/00 171
, A61P 43/00 123
, C07M 7:00
Fターム (17件):
4C057CC03
, 4C057DD01
, 4C057EE01
, 4C057KK12
, 4C057KK30
, 4C086AA01
, 4C086AA02
, 4C086AA03
, 4C086EA02
, 4C086EA13
, 4C086GA02
, 4C086GA09
, 4C086MA01
, 4C086MA04
, 4C086NA14
, 4C086ZB32
, 4C086ZB35
引用特許:
審査官引用 (5件)
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特表平5-504890
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新規なマクロライド抗生物質
公報種別:公表公報
出願番号:特願2000-579612
出願人:ファイザー・プロダクツ・インク
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マクロライド系抗感染剤
公報種別:公表公報
出願番号:特願2000-612314
出願人:コーサンバイオサイエンシーズ,インコーポレイテッド
-
マクロライド系抗感染剤
公報種別:公表公報
出願番号:特願2000-612315
出願人:コーサンバイオサイエンシーズ,インコーポレイテッド
-
ケトライド抗菌剤
公報種別:公表公報
出願番号:特願2000-611919
出願人:オーソ-マクニール・フアーマシユーチカル・インコーポレーテツド, コサン・バイオサイエンシズ・インコーポレーテツド
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