特許
J-GLOBAL ID:200903094060245347

高強度高耐食継目無鋼管の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 章一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-143119
公開番号(公開出願番号):特開平9-059719
出願日: 1996年06月05日
公開日(公表日): 1997年03月04日
要約:
【要約】【目的】 鋼 (素材) 成分、圧延と直接焼入れ条件ならびに熱処理条件を特定することによって、高い耐食性と高強度および高靱性を有する継目無鋼管の製造法を提供する。【構成】 鋼組成中、特にMn:0.1 %未満、Cr:0.1 〜1.5 %、Mo:0.1 〜1.5%、B:0.0001〜0.01%、N:0.01%以下に制限するとともに、且つ下記式 fn1>0である鋼組成を有するビレットを、加熱して熱間で穿孔してから、断面圧縮率で40%以上の仕上げ圧延を仕上がり温度800 〜1050°Cにて行い、850 〜1100°Cの温度域の温度Tで時間tの再加熱を行って、下記 fn2の値を23500 〜26000 となしてから直ちに直接焼入れを実施し、次いでAc1 点以下の温度で焼戻しする。fn1 = Ti(%)- (48/14)×{N(%) - (14/91)Zr(%) }、fn2 = (T+273)× (21+log t) 、なお、T (°C) 、t (時間) である。交叉穿孔機を用い穿孔を交叉角5〜35度で行ってもよい。直接焼入れと焼戻しの間で、1回または2回のAc3 点〜[Ac3点+100 °C] の温度域に加熱した後の再加熱焼入れを行ってもよい。
請求項(抜粋):
質量%で、C:0.15〜0.50%、 Si:0.1 〜1.5 %、 Mn:0.1 %未満、P:0.05%以下、 S:0.01%以下、 Cr:0.1 〜1.5 %、Ni:0.1 %以下、 Mo:0.1 〜1.5 %、 Al:0.005 〜0.5 %、Ti:0.005 〜0.5 %、 Nb:0.003 〜0.5 %、V:0〜0.5 %、 Zr:0〜0.5 %、 B:0.0001〜0.01%、Ca:0〜0.01%、 N:0.01%以下、 O:0.01%以下を含み他はFeおよび不可避的不純物からなり、且つ下記式 fn1>0である組成を有するビレットを、加熱して熱間で穿孔、圧延して継目無鋼管を製造する過程において、穿孔に続いて、断面圧縮率で40%以上の仕上げ圧延を仕上がり温度800 〜1050°Cにて行い、850 〜1100°Cの温度域の温度Tで時間tの再加熱を行って、下記 fn2の値を23500 〜26000 となしてから直ちに直接焼入れを実施し、次いでAc1 点以下の温度で焼戻しすることを特徴とする耐硫化物応力腐食割れ性に優れた高強度高耐食継目無鋼管の製造方法。ここでfn1 = Ti(%)- (48/14)×{N(%) - (14/91)Zr(%) }、fn2 = (T+273)× (21+log t) 、なお、T (°C) 、t (時間) である。
IPC (5件):
C21D 8/10 ,  B21B 3/00 ,  B21B 19/04 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/54
FI (5件):
C21D 8/10 C ,  B21B 3/00 B ,  B21B 19/04 ,  C22C 38/00 301 F ,  C22C 38/54
引用特許:
審査官引用 (8件)
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