特許
J-GLOBAL ID:200903095004009033

エジェクタサイクル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-241850
公開番号(公開出願番号):特開2003-176958
出願日: 2002年08月22日
公開日(公表日): 2003年06月27日
要約:
【要約】【課題】 エジェクタサイクルのCOPを高く維持する。【解決手段】 エジェクタ400の前に可変絞り450を設け、高圧側冷媒圧力が略臨界圧力以上のときは可変絞り450を全開とし、高圧側冷媒圧力が略臨界圧力未満のときには全開時より絞り開度を小さくして可変絞り450とノズル410との2段で冷媒を減圧させる。これにより、ノズル径を超臨界域において最適となるように設定しても、熱負荷が小さくなる未臨界域において減圧度合い(絞り度合い)が必要以上に小さくなってしまうことを防止できる。したがって、高熱負荷時及び低熱負荷時のいずれの場合においても、簡便な手段にてエジェクタサイクルのCOPを高く維持することができる。
請求項(抜粋):
冷媒を吸入圧縮する圧縮機(100)と、前記圧縮機(100)から吐出した冷媒を冷却する放熱器(200)と、冷媒を蒸発させる蒸発器(300)と、前記放熱器(200)から流出した高圧冷媒の圧力エネルギーを速度エネルギーに変換して冷媒を減圧膨張させるノズル(410)、前記ノズル(410)から噴射する高い速度の冷媒流により前記蒸発器(300)にて蒸発した気相冷媒を吸引し、前記ノズル(410)から噴射する冷媒と前記蒸発器(300)から吸引した冷媒とを混合させながら速度エネルギーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を昇圧させる昇圧部(420、430)を有するエジェクタ(400)と、前記ノズル(410)の冷媒流れ上流側に設けられ、冷媒を減圧する減圧手段(450)と、冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して冷媒を蓄える気液分離器(500)とを備え、前記減圧手段(450)は、前記減圧手段(450)に流入する前の冷媒圧力が冷媒の略臨界圧力以上のときの前記減圧手段(450)の絞り開度が、前記減圧手段(450)に流入する前の冷媒圧力が冷媒の略臨界圧力未満のときの前記減圧手段(450)の絞り開度に比べて大きくなるように構成されていることを特徴とするエジェクタサイクル。
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 蒸気圧縮式冷凍サイクル
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-243823   出願人:株式会社日本自動車部品総合研究所, 株式会社デンソー
  • 電気制御膨張弁
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-341658   出願人:株式会社テージーケー
  • 冷凍装置用冷凍サイクル
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-088211   出願人:株式会社デンソー
審査官引用 (3件)
  • 蒸気圧縮式冷凍サイクル
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-243823   出願人:株式会社日本自動車部品総合研究所, 株式会社デンソー
  • 電気制御膨張弁
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-341658   出願人:株式会社テージーケー
  • 冷凍装置用冷凍サイクル
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-088211   出願人:株式会社デンソー

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