特許
J-GLOBAL ID:200903095134217240

フェロニッケルの製錬方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 末成 幹生
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-158372
公開番号(公開出願番号):特開2006-336028
出願日: 2005年05月31日
公開日(公表日): 2006年12月14日
要約:
【課題】 ロータリーキルン内での原料の付着を抑えて安定操業が図られ、効率よくフェロニッケルを得ることができるフェロニッケルの製錬方法を提供する。【解決手段】 酸化ニッケル鉱石をMg♯(=Mg/(Fe+Mg)モル比)の値で5種類に分け、複数種類の酸化ニッケル鉱石の配合率を変えて配合パターンを6種類に設定し、さらに、配合パターンの種類別に、ロータリーキルンへの鉱石装入量を規定して、ロータリーキルン内での原料の付着が起こりにくいようにする。
請求項(抜粋):
風化蛇紋岩を源岩とする複数種類の酸化ニッケル鉱石および炭材を配合して原料とし、この混合物をロータリーキルンに装入して還元することによりフェロニッケル合金を製錬するにあたり、 前記ロータリーキルンに装入された前記鉱石の1200°Cまでの昇温温度勾配が1〜5°C/min、 1tの前記鉱石に対して、前記炭材の配合量を100〜200kg、副原料である石灰石の配合量を10〜100kgとした操業条件において、 さらに前記鉱石として、Mg♯(=Mg/(Fe+Mg)モル比)の値が0.62未満の鉱石をA群、0.62以上0.66未満の鉱石をB群、0.66以上0.74未満の鉱石をC群、0.74以上0.78未満の鉱石をD群、0.78以上の鉱石をE群と定義し、鉱石の配合パターンとして、各鉱石群を下記に示す比率で配合するとともに、 (a)前記A群を10〜20%、前記B群を10〜20%、前記C群を20〜30%、 前記D群を20〜30%、前記E群を15〜25% (b)前記A群を0〜10%、前記B群を0〜5%、前記C群を50〜60%、前記D 群を10〜20%、前記E群を10〜20% (c)前記A群を0%、前記B群を30〜50%、前記C群を5〜20%、前記D群を 20〜40%、前記E群を10〜30% (d)前記A群を0%、前記B群を20〜30%、前記C群を10〜20%、前記D群 を20〜30%、前記E群を30〜40% (e)前記A群を0%、前記B群を5〜15%、前記C群を20〜40%、前記D群を 30〜50%、前記E群を10〜30% (f)前記A群を0%、前記B群を15〜35%、前記C群を10〜20%、前記D群 を15〜35%、前記E群を20〜45% 鉱石装入指標として前記ロータリーキルンへの鉱石の最大装入能力を100とした場合、そのロータリーキルンへの前記(a)〜(f)で示した配合の鉱石の装入量を、下記の鉱石装入指標の範囲として操業することを特徴とするフェロニッケルの製錬方法。 (a)86〜98% (b)83〜95% (c)81〜94% (d)80〜93% (e)77〜90% (f)76〜85%
IPC (2件):
C22B 23/02 ,  C22B 5/10
FI (2件):
C22B23/02 ,  C22B5/10
Fターム (9件):
4K001AA10 ,  4K001AA19 ,  4K001BA02 ,  4K001BA05 ,  4K001CA16 ,  4K001DA05 ,  4K001GA07 ,  4K001HA01 ,  4K001KA13
引用特許:
出願人引用 (3件)

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