特許
J-GLOBAL ID:200903095446055891

ころ軸受用合成樹脂製保持器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 武男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-134044
公開番号(公開出願番号):特開2000-320558
出願日: 1999年05月14日
公開日(公表日): 2000年11月24日
要約:
【要約】【課題】 ころ6を転動自在に保持したポケット12bに潤滑油を効率良く循環させて、潤滑不良に基づく損傷の発生を防止する。且つ、柱部11aとリム部10a、10aとの連結部に加わる応力を緩和して、耐久性の向上を図る。【解決手段】 ころ6の転動面と、内径側、外径側各係止突部13a、14aとの係合に基づき、ころ6の脱落を防止する。これら内径側、外径側各係止突部13a、14aを、柱部11aの長さ方向一部にのみ設け、上記転動面と上記ポケット12bの開口縁部との間の隙間を確保する。合成樹脂製保持器9aの外周面20と外輪3の内周面19とを近接させて、この合成樹脂製保持器9aのラジアル方向に亙る変位を防止する。
請求項(抜粋):
合成樹脂により一体成形して成り、軸方向に互いに間隔をあけて配置した1対のリム部と、円周方向に亙って間欠的に配置され、それぞれの両端部を上記1対のリム部の互いに対向する内側面に連続させた複数本の柱部とを備え、上記各柱部の円周方向両側面の少なくとも上記合成樹脂製保持器の内径寄り端部を除く部分は、円周方向に隣り合う柱部同士の間に存在する各ポケットの幅が、上記合成樹脂製保持器の直径方向外方に向かう程広くなる方向に傾斜しており、上記各ポケットの数をn個とし、これら各ポケットの幅方向中央部を通る上記合成樹脂製保持器の直径方向に亙る仮想直線と上記各柱部の円周方向両側面との交差角度である、これら各側面の傾斜角度をθとした場合に、この傾斜角度θを0度<θ<(180/n)度の範囲に規制しており、上記各柱部の円周方向両側面でこれら各柱部の長さ方向の一部には、上記各ポケット内に転動自在に保持したころが当該ポケットから抜け出る事を防止する為の、脱落防止用の係止突部を設けており、合成樹脂製保持器の軸方向両端部内周面は、軸方向端縁に向かう程内径が大きくなる方向に傾斜した円錐凹面状の傾斜面としており、内周面に円筒形の外輪軌道を有する外輪と、外周面に円筒形の内輪軌道を有する内輪と、外周面を上記外輪軌道及び内輪軌道に接触する円筒形の転動面とした複数のころとを備えたころ軸受に組み込んだ状態で、これら複数のころを転動自在に保持するころ軸受用合成樹脂製保持器に於いて、この合成樹脂製保持器の案内を上記外輪の内周面で行なわせるべく、上記各ポケット内にころを保持し上記内輪を設けない状態で、これら各ころが自重によりこれら各ポケットの内径側に変位した状態で、これら各ころの転動面が上記合成樹脂製保持器の外周面よりも内径側に位置する事を特徴とするころ軸受用合成樹脂製保持器。
Fターム (12件):
3J101AA13 ,  3J101AA24 ,  3J101AA32 ,  3J101AA42 ,  3J101AA52 ,  3J101AA62 ,  3J101BA34 ,  3J101BA44 ,  3J101BA50 ,  3J101EA31 ,  3J101FA31 ,  3J101GA31
引用特許:
審査官引用 (3件)

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