特許
J-GLOBAL ID:200903095558766324

多発性骨髄腫の処置のためのアンタゴニスト抗CD40モノクローナル抗体の使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 山本 秀策 ,  安村 高明 ,  森下 夏樹
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-538548
公開番号(公開出願番号):特表2008-500956
出願日: 2004年11月04日
公開日(公表日): 2008年01月17日
要約:
多発性骨髄腫に対して被験体を処置するための治療方法が提供される。この方法は、治療有効量のアンタゴニスト抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメントを、それらを必要とする患者に投与する工程を包含する。そのアンタゴニスト抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメントは、有意なアゴニスト活性を有さないが、その抗体がヒトCD40発現細胞のCD40抗原に結合する場合にアンタゴニスト活性を示す。抗CD40抗体またはその抗原結合フラグメントのアンタゴニスト活性は、ヒトCD40発現多発性骨髄種細胞の増殖および/または分化を有利に阻害する。
請求項(抜粋):
多発性骨髄腫についてヒト被験体を処置するための方法であって、該方法は、ヒトCD40発現細胞の表面に発現されるヒトCD40抗原に特異的に結合し得るヒト抗CD40モノクローナル抗体の有効量を該被験体に投与する工程を包含し、該モノクローナル抗体は、有意なアゴニスト活性を有さず、それによって該モノクローナル抗体が該細胞の表面に発現された該CD40抗原に結合する場合に、該細胞の増殖または分化は阻害され、該ヒト抗CD40モノクローナル抗体は、以下: a)モノクローナル抗体CHIR-5.9またはモノクローナル抗体CHIR-12.12; b)ハイブリドーマ細胞株5.9またはハイブリドーマ細胞株12.12によって産生されるモノクローナル抗体; c)配列番号6に示される配列、配列番号7に示される配列、配列番号8に示される配列、配列番号6と配列番号7とに示される両方の配列、および配列番号6と配列番号8とに示される両方の配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むモノクローナル抗体; d)配列番号2に示される配列、配列番号4に示される配列、配列番号5に示される配列、配列番号2と配列番号4とに示される両方の配列、および配列番号2と配列番号5とに示される両方の配列からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むモノクローナル抗体; e)配列番号1に示される配列、配列番号3に示される配列、および配列番号1と配列番号3とに示される両方の配列からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む核酸分子によってコードされるアミノ酸配列を有するモノクローナル抗体; f)ハイブリドーマ細胞株5.9またはハイブリドーマ細胞株12.12によって産生されるモノクローナル抗体に結合し得るエピトープに結合するモノクローナル抗体; g)配列番号10または配列番号12に示されるヒトCD40配列の残基82〜87を含むエピトープに結合するモノクローナル抗体; h)配列番号10または配列番号12に示されるヒトCD40配列の残基82〜89を含むエピトープに結合するモノクローナル抗体; i)競合結合アッセイにおいてモノクローナル抗体CHIR-5.9またはモノクローナル抗体CHIR-12.12と競合するモノクローナル抗体; j)前述の項目a)のモノクローナル抗体または前述の項目c)〜i)のいずれか1項のモノクローナル抗体であって、該抗体は組換え産生される、モノクローナル抗体;ならびに k)前述の項目a)〜j)のいずれか1項のモノクローナル抗体の抗原結合フラグメントであるモノクローナル抗体であって、該フラグメントは該ヒトCD40抗原に特異的に結合する能力を保持する、モノクローナル抗体 からなる群より選択される、方法。
IPC (2件):
A61K 39/395 ,  A61P 35/00
FI (2件):
A61K39/395 N ,  A61P35/00
Fターム (17件):
4B024AA01 ,  4B024BA46 ,  4B024DA02 ,  4B024GA04 ,  4B024HA15 ,  4B064AG27 ,  4B064CA10 ,  4B064CA20 ,  4C085AA14 ,  4C085BB31 ,  4C085CC23 ,  4C085DD62 ,  4C085EE01 ,  4H045BA10 ,  4H045DA76 ,  4H045EA20 ,  4H045FA72
引用特許:
審査官引用 (6件)
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