特許
J-GLOBAL ID:200903096566865176
ガスセンサ制御装置、及び窒素酸化物濃度検出方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
山本 尚
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-289892
公開番号(公開出願番号):特開2009-168798
出願日: 2008年11月12日
公開日(公表日): 2009年07月30日
要約:
【課題】窒素酸化物濃度を算出する際に用いる第1酸素ポンプセルに流れる電流値が、センサ素子の劣化により、適切に測定されなくなることを回避したガスセンサ制御装置、及び窒素酸化物濃度検出方法を提供すること。【解決手段】第1測定室内に導入された被測定ガスに含まれる酸素濃度が一定となるように通電制御した際の第1酸素ポンプ電流を検出する(S15)。また、第2測定室に導入された被測定ガス中の解離した酸素に起因する第2酸素ポンプ電流を検出する(S10)。被測定ガスの酸素濃度が既知である濃度既知期間であるときの、第1酸素ポンプ検出値と予め記憶された基準値とを比較して、第1酸素ポンプ電流の補正係数を算出する(S20)。第2酸素ポンプ電流、及びS20で算出した補正係数を用いて補正された第1酸素ポンプ電流に基づき、被測定ガス中の窒素酸化物濃度を算出する(S25)。【選択図】図2
請求項(抜粋):
被測定ガスの流通を制限する第1拡散抵抗を介して前記被測定ガスが導入される第1測定室と、前記第1測定室の内側と外側とに設けられた一対の電極を備える第1酸素ポンプセルと、前記第1測定室からの前記被測定ガスの流通を制限する第2拡散抵抗を介して前記被測定ガスが導入される第2測定室と、前記第2測定室の内側と外側とに設けられた一対の電極を備える第2酸素ポンプセルとを備えるセンサ素子を制御するガスセンサ制御装置であって、
前記第1酸素ポンプセルに対する通電制御を行うことにより、前記第1測定室における前記被測定ガスの酸素の汲み出し又は汲み入れを行い、前記第1測定室内の酸素濃度を一定に制御する第1酸素ポンプセル制御手段と、
前記第1酸素ポンプセル制御手段の前記通電制御により前記第1酸素ポンプセルの一対の電極間に流れる、第1酸素ポンプ電流を検出する第1酸素ポンプ電流検出手段と、
前記第2酸素ポンプセルに電圧を印加することにより、前記第2測定室内で前記被測定ガス中の窒素酸化物の分解、及び、解離した酸素の前記第2測定室からの汲み出しを制御する第2酸素ポンプセル制御手段と、
前記第2酸素ポンプセルの一対の電極間に流れる第2酸素ポンプ電流を検出する第2酸素ポンプ電流検出手段と、
前記被測定ガスの酸素濃度が既知である濃度既知期間であるときに、前記第1酸素ポンプ電流検出手段が検出した前記第1酸素ポンプ電流の検出値を取得し、当該検出値と予め記憶された基準値とを比較して、前記第1酸素ポンプ電流の補正係数を算出する補正係数算出手段と、
前記補正係数算出手段が算出した前記補正係数を用いて、前記第1酸素ポンプ電流検出手段が検出した前記第1酸素ポンプ電流を補正する第1酸素ポンプ電流補正手段と、
前記第2酸素ポンプ電流検出手段が検出した前記第2酸素ポンプ電流、及び、前記第1酸素ポンプ電流補正手段により補正された前記第1酸素ポンプ電流に基づき、前記被測定ガス中の窒素酸化物濃度を算出する濃度算出手段と
を備えることを特徴とするガスセンサ制御装置。
IPC (3件):
G01N 27/416
, G01N 27/419
, G01N 27/26
FI (4件):
G01N27/46 331
, G01N27/46 327R
, G01N27/46 327C
, G01N27/26 371A
引用特許: