特許
J-GLOBAL ID:200903096600973412

高分子分散型液晶表示素子の製造方法および製造装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大前 要
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-238195
公開番号(公開出願番号):特開平11-084348
出願日: 1997年09月03日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】【課題】液晶の偏平効果が長時間安定に持続でき、光に対する散乱性の優れたコントラストの高い、信頼性の高い高分子分散型液晶表示素子の製造方法および製造装置を提供する。【解決手段】基板11,12間に高分子・液晶複合体15が配置されるとともに、液晶滴がセル厚方向に変形されている高分子分散型液晶表示素子の製造方法であって、液晶材料と熱重合開始剤と光重合開始剤と熱および光のいずれによっても重合反応を行う重合性材料とから構成される混合溶液10を基板11,12間に注入する工程と、混合物を加熱することにより高分子と液晶とを相分離させる第1の重合工程と、液晶押し出す工程と、紫外線を照射し未反応の重合性材料を重合させる第2の重合工程とを有することを特徴とする。
請求項(抜粋):
高分子に液晶滴を分散させてなる高分子・液晶複合体が、一対の基板間に配置されるとともに、前記液晶滴がセル厚方向に縮められた偏平な構造に変形された高分子分散型液晶表示素子の製造方法であって、液晶材料と、熱重合開始剤と、光重合開始剤と、熱および光のいずれによっても重合反応を行う重合性材料とから構成される溶液状の混合物であって、熱重合開始剤の含有量が、熱重合反応により熱重合開始剤が全て消費されたときに重合性材料が予め定めた第1の重合状態になる量とされ、光重合開始剤の含有量が、少なくとも光重合反応により光重合開始剤が全て消費されたときに第1の重合状態から全ての重合性材料の重合反応が完全に終了する第2の重合状態まで重合させることができる量とされる、そのような溶液状の混合物を調製する工程と、前記混合物を前記基板間に注入する工程と、前記混合物を加熱することにより、前記重合性材料の熱重合により高分子と液晶とを相分離させると共に、重合性材料の重合反応が進行途中であって、高分子中に未反応の重合性材料が残留されており、かつ、高分子の硬化状態が分離析出した液晶滴内の液晶の一部を基板間から外部に押し出すことが可能な予め定めた硬化状態となる第1の重合状態まで重合させる第1の重合工程と、分離析出された液晶滴をセル厚方向に変形すべく、前記基板間から液晶滴内の液晶の一部を外部に押し出す工程と、前記押し出し工程の後に、前記混合物に紫外線を照射し、光重合により前記残留している未反応の重合性材料を重合させて、第1の重合状態から第2の重合状態まで重合させる第2の重合工程と、を有することを特徴とする高分子分散型液晶表示素子の製造方法。
IPC (2件):
G02F 1/1333 ,  G02F 1/13 101
FI (2件):
G02F 1/1333 ,  G02F 1/13 101
引用特許:
審査官引用 (3件)

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