特許
J-GLOBAL ID:200903096665003291

ブチルアクリレートの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 千田 稔 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-352930
公開番号(公開出願番号):特開平9-208520
出願日: 1996年12月13日
公開日(公表日): 1997年08月12日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 n-ブチルアクリレートを高い収率及び実質的にアクリル酸を含まない高い純度で製造するための改良された方法を提供する。【解決手段】 n-ブチルアクリレートを製造するための酸接触エステル化プロセスにおいて、1.酸接触エステル化中に生成した重質生成付加物を加水分解し、回収し、加水分解回収ユニット(HRU)から価値のある反応物質ついて再循環させる、加水分解回収部分;2.熱分解反応容器における処理の後に、更なる価値のある反応物質を回収し、再循環させる、好ましくはHRUと共に用いられる熱分解反応容器部分;3.粗n-ブチルアクリレート流を、アクリル酸分離カラムを通して効率的に蒸留し、それによって、実質的にアクリル酸を含まないn-ブチルアクリレートを高収率で得る、工程を含むことを特徴とする製造方法。
請求項(抜粋):
C1 〜C4 アルキルアクリレートの製造中に生成する重質生成物からアクリル酸、C1 〜C4 アルキルアクリレート及びC1 〜C4 アルカノールを回収する方法であって、(a)重質生成物、水、残留酸触媒、及び場合によっては、鉱酸又はスルホン酸から選択される強酸を含む、水性生成物供給流及び重質生成物供給流の合計を、90°C〜140°C、圧力50〜1000mmHgに保持された加水分解反応容器に、水性供給流及び有機供給流の合計を基準として0.5〜20時間の滞留時間で供給し;(b)水5〜40重量%、及び、残留酸触媒及び場合によっては強酸を含む酸少なくとも1重量%に加水分解反応容器の液体濃度を保持しながら、アクリル酸、C1 〜C4 アルキルアクリレート、C1 〜C4 アルカノール及び水を含む塔頂流を加水分解反応容器から蒸留し;(c)塔頂流を濃縮し;(d)濃縮した塔頂流から、C1 〜C4 アルキルアクリレート、C1 〜C4 アルカノール、アクリル酸を含む有機相、及び、主として水、並びにアクリル酸及びC1 〜C4 アルカノールを含む水性相を分離し;(e)分離した有機相を除去し;(f)分離した水性相を加水分解反応容器に再循環し;(g)加水分解反応容器から、水性生成物供給流及び重質生成物供給流の合計を基準として20〜70重量%の加水分解反応容器流出流を取り出す;工程を含むことを特徴とする方法。
IPC (5件):
C07C 69/653 ,  B01J 31/02 103 ,  C07C 67/54 ,  C07C 67/60 ,  C07B 61/00 300
FI (5件):
C07C 69/653 ,  B01J 31/02 103 X ,  C07C 67/54 ,  C07C 67/60 ,  C07B 61/00 300
引用特許:
出願人引用 (7件)
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審査官引用 (7件)
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