特許
J-GLOBAL ID:200903097000515697

オペレーティングシステムにおけるカーネルサービス方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井ノ口 壽
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-150250
公開番号(公開出願番号):特開平9-311794
出願日: 1996年05月22日
公開日(公表日): 1997年12月02日
要約:
【要約】【課題】 アプリケーションタスクが優先順位通り制御されない時間を短縮化し、アプリケーションの設計やプログラミングにおいてシステムコール処理の時間を考慮する必要がないオペレーティングシステムにおけるカーネルサービス方式を提供する。【解決手段】 システムコールサービス部14のシステムコール処理をタスクのコンテキストで実行するようにしてある。リンク再実行処理部16は、任意のタスクがリンクのあるデータを処理する場合、データを処理している間はシステムコール処理への割り込みを禁止し、つぎのデータに辿るまでの間のみを割り込み可能としている。またリンクヘッダに対応してフラグを設けてある。割り込み可能なときにリンクが変更されるか、データが書き換えられた場合にはフラグをオンとする。割り込み禁止になった直後、フラグをチェックし、オンであるならばリンクの先頭に戻って再実行処理を行う。
請求項(抜粋):
外部割り込み処理部が入出力等の外部割り込みを受けることによりタスクのステータスを変更し、タスクスケジューラがタスクの状態変化にしたがってタスク全体の実行順序を決定し、前記実行順序にしたがってタスクがシステムコールサービス部にシステムコールを行うオペレーティングシステムにおけるカーネルサービス方式において、前記システムコールサービス部のシステムコール処理をタスクのコンテキストで実行するようにし、システムコール処理において、任意のタスクの属するシステムコールサービス部が、リンクのあるデータを処理する場合、前記データを処理している間はシステムコール処理への割り込みを禁止し、つぎのデータに辿るまでの間のみを割り込み可能とするとともに、前記リンクのあるデータのリンクヘッダに対応してフラグを設け、前記割り込み可能なときにリンクが変更されるか、データが書換えられたとき前記フラグをオンするようにし、前記割り込み許可の状態から禁止状態に移行した直後に、前記フラグをチェックし、前記フラグがオンのときリンクの先頭に戻って前記リンクのあるデータの処理を再実行するリンク再実行処理部を設けた、ことを特徴とするオペレーティングシステムにおけるカーネルサービス方式。
引用特許:
審査官引用 (4件)
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