特許
J-GLOBAL ID:200903097565272860

石炭ガス化発電装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂間 暁 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-001999
公開番号(公開出願番号):特開平7-208704
出願日: 1994年01月13日
公開日(公表日): 1995年08月11日
要約:
【要約】【目的】 石炭をガス化して発電する装置において、発電効率,脱硫効率をともに向上させること。【構成】 チャー(60a),(60b),(60c) を燃焼させる酸化炉(4)の燃焼ガス(700) を加圧空気(202) とともにガス化炉(1)へ導き、石炭(100) をガス化するとともに、脱硫は別の脱硫炉(2)で石灰石(400) により行なう。また、スチームタービン(11)へ導入する水蒸気(30a),(39b) を上記酸化炉(4)で加熱する。
請求項(抜粋):
次の(ア)〜(ケ)を具備したことを特徴とする石炭ガス化発電装置。(ア) 石炭とその生成チャーを流動化用の粒子とし、酸化炉燃焼ガスと酸化ガスとを流動化用のガスとして流動層を形成し、上記酸化炉燃焼ガスと上記酸化ガスとに含まれる酸素により石炭を燃焼させて、燃焼により発生した二酸化炭素および水蒸気と上記酸化炉燃焼ガス中の二酸化炭素および水蒸気とにより、石炭を石炭ガス化ガスとチャーへ転換するガス化炉。(イ) 上記ガス化炉に連結され、石灰石を流動化用の粒子とし、上記ガス化炉から導入された石炭ガス化ガスを流動化用のガスとして流動層を形成し、上記石炭ガス化ガス中の硫黄化合物を石灰石中にCaSとして固定・脱硫する脱硫炉。(ウ) 上記脱硫炉内で脱硫された石炭ガス化ガスを導入し、同石炭ガス化ガスに含まれる粒子を分離・除去する脱塵装置。(エ) 熱交換器を内蔵するとともに、上記ガス化炉からチャー、上記脱硫炉から石灰石、上記脱塵装置から粒子をそれぞれ導入し、酸化ガス中の酸素により、上記チャーおよび上記粒子中の未燃分を燃焼させるとともに上記石灰石中のCaSをCaSO4 に転換し、それら酸化反応によって生じた反応熱で上記熱交換器内の水または水蒸気を加熱し、熱交換後の燃焼ガスを上記ガス化炉へ送給する酸化炉。(オ) 上記脱塵装置で脱塵された石炭ガス化ガスを加圧空気により燃焼させて、高温燃焼ガスを発生させるコンバスタ。(カ) 常圧の空気から加圧空気を製造して上記コンバスタ、上記酸化炉および上記ガス化炉へ送給する空気圧縮機。(キ) 上記コンバスタで発生した高温燃焼ガスにより駆動され、発電機と上記空気圧縮機を駆動するガスタービン。(ク) 上記ガスタービンから排出されたコンバスタ燃焼ガスの廃熱により水または水蒸気を加熱して上記酸化炉の熱交換器へ送給する排ガスボイラ。(ケ) 上記排ガスボイラと上記酸化炉の熱交換器とで加熱された水蒸気により駆動され、発電機を駆動するスチームタービン。
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 粗悪燃料を用いる発電方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-249154   出願人:三菱重工業株式会社
  • 特開平4-275393
  • 特開平4-116232
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審査官引用 (4件)
  • 粗悪燃料を用いる発電方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-249154   出願人:三菱重工業株式会社
  • 特開平4-275393
  • 特開平4-116232
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