特許
J-GLOBAL ID:200903097703215857

永久磁石式同期電動機のベクトル制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 光石 俊郎 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-251114
公開番号(公開出願番号):特開2001-078486
出願日: 1999年09月06日
公開日(公表日): 2001年03月23日
要約:
【要約】【課題】 PMモータにおいてインダクタンスの小さい電気角位相を求め、初期磁極位置を短時間で推定する。【解決手段】 電気角位相設定部210により電気角位相θが段階的に増加していく。電流指令設定部202は、q軸電流指令I<SB>q </SB><SP>* </SP>を0にしたままで、指令出力期間では設定値となっているd軸電流指令をI<SB>d </SB><SP>* </SP>出力し、休止期間では0となっているd軸電流指令をI<SB>d </SB><SP>* </SP>出力する。補正計算部205は、PMモータ2に印加される三相電圧のうちd軸電圧成分を一定とする補正d軸電圧指令V<SB>d<U></SB></U>を発生する。切換部203により、指令出力期間では電流制御部11から出力されたd軸電圧指令V<SB>d </SB><SP>* </SP>が座標変換部12に送られ、休止期間では補正d軸電圧指令V<SB>d <U></SB> </U>が座標変換部12に送られる。d軸電流検出部206は、指令出力期間終了時点から電流検出設定時間が経過した時点のd軸電流検出値I<SB>d </SB>を検出する。判定部204は、d軸電流検出値I<SB>d </SB>が最小となる電気角位相を、初期磁極位置と推定する。
請求項(抜粋):
永久磁石式同期電動機に供給される三相電流の検出値を三相/二相変換してなるd軸電流検出値及びq軸電流検出値と、d軸電流指令及びq軸電流指令との偏差を基に演算をして、d軸電圧指令及びq軸電圧指令を出力する電流制御部と、d軸電圧指令及びq軸電圧指令を、前記永久磁石式同期電動機の回転子位相を示す電気角位相に応じて三相の電圧指令に変換する座標変換部と、三相の電圧指令に応じて等価三相電力を前記永久磁石式同期電動機に供給するインバータとを有する永久磁石式同期電動機のベクトル制御装置において、前記座標変換器に入力する電気角位相の値を初期値から順次段階的に増加していく電気角位相設定部と、電気角位相を各値としたそれぞれの状態にて、指令出力期間と休止期間とを交互に設定し、指令出力期間では値を予め決めた設定値としたd軸電流指令と値を0としたq軸電流指令を前記電流制御部に送ると共に、休止期間では値を0としたd軸電流指令と値を0としたq軸電流指令を前記電流制御部に送る電流指令設定部と、電気角位相が異なっていても前記永久磁石式同期電動機に印加される三相電圧のうちd軸成分電圧を同一とするように、電気角位相に応じて値が変化する補正d軸電圧指令を発生する補正計算部と、指令出力期間では前記電流制御部から出力されるd軸電圧指令を前記座標変換部に送り、休止期間では前記電流制御部から出力されるd軸電圧指令に代わり前記補正計算部で発生した補正d軸電圧指令を前記座標変換部に送る切換部と、電気角位相を各値としたそれぞれの状態にて、指令出力期間の終了時点から予め決めた電流検出設定時間が経過した時点でのd軸電流検出値の値を検出するd軸電流検出部と、各電気角位相と、各電気角位相にて前記d軸電流検出部により検出したd軸電流検出値の値とを対にして記憶し、d軸電流検出値の値が最小となっている電気角位相におけるインダクタンスが最小であると判定する判定部とを備えていることを特徴とする永久磁石式同期電動機のベクトル制御装置。
Fターム (12件):
5H560BB04 ,  5H560BB12 ,  5H560DA07 ,  5H560DB07 ,  5H560DC01 ,  5H560DC04 ,  5H560DC12 ,  5H560EB01 ,  5H560TT11 ,  5H560UA06 ,  5H560XA12 ,  5H560XA13
引用特許:
出願人引用 (5件)
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