特許
J-GLOBAL ID:200903099043989601

高周波信号光伝送システム及び高周波信号光伝送方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 曾我 道治 ,  古川 秀利 ,  鈴木 憲七 ,  梶並 順 ,  上田 俊一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-224199
公開番号(公開出願番号):特開2009-060241
出願日: 2007年08月30日
公開日(公表日): 2009年03月19日
要約:
【課題】伝送による遅延位相量の補償を行うことで、光による高安定な高周波信号の長距離伝送を可能とする高周波信号光伝送システム及び方法を得る。【解決手段】2つの光信号の差周波数による高周波信号伝送において、周波数シフトした戻り光信号を用いたラウンドトリップを行い、送信光信号とラウンドトリップ戻り光信号の位相測定をマイケルソン干渉計の原理で2つの光信号それぞれ独立に同時に行い、2つの光信号を分離するフィルタ24を持ち、2つの光信号の一方の経路に入れた光移相器25内の送受光信号をお互い直交した偏波状態とすることでラウンドトリップの送受光信号を区別し、光移相器25を通過した後の偏波を補償するために光移相器25の通過光を反射させ、往復で通過させることで光の可逆性を利用して光移相器25の偏波回転を除去し、送信光信号とラウンドトリップ戻り光信号の位相を測定して位相同期させることで伝送位相補償を行う。【選択図】図1
請求項(抜粋):
高周波信号を光ファイバによって長距離伝送する高周波信号光伝送システムであって、 前記高周波信号である第1のマイクロ波信号を用いて、入力されたレーザー光から前記第1のマイクロ波信号の周波数だけ離れた第1の波長の光信号及び第2の波長の光信号を発生する2光波発生手段と、 前記2光波発生手段により発生された2つの光信号を分配する光分配手段と、 前記光分配手段により分配された片方の2つの光信号の方向を変え、位相が制御された第2の波長の光信号を含む2つの光信号を前記光ファイバに導くとともに、前記光ファイバにより受信側から戻された2つの光信号の方向を変え、位相が再度制御された第2の波長の光信号を含む2つの光信号を前記光ファイバと異なる方向に導く光方向変換手段と、 計算された位相差に基づき、前記光方向変換手段により導かれた送信すべき2つの光信号のうち第2の波長の光信号の位相を制御して前記光方向変換手段へ戻すとともに、前記光方向変換手段により導かれ受信側から戻された2つの光信号のうち第2の波長の光信号の位相を制御して前記光方向変換手段へ戻す移相制御手段と、 前記光ファイバによって伝送された2つの光信号の差周波数を第2のマイクロ波信号として検出するとともに、前記伝送された2つの光信号について、第3のマイクロ波信号で周波数シフトし、かつ偏波を90度回転させて前記光ファイバへ導く受信側処理手段と、 前記光分配手段により分配された残りの片方の2つの光信号と前記光方向変換手段により導かれ受信側から戻されて位相が再度制御された第2の波長の光信号を含む2つの光信号を混合し、第1の波長の光信号及び第2の波長の光信号に波長分割し、前記第1及び第2の波長のマイクロ波信号のビート周波数を検出し、前記第1のマイクロ波信号と前記第2のマイクロ波信号の位相差を計算して前記移相制御手段へ出力する位相計算手段と を備えたことを特徴とする高周波信号光伝送システム。
IPC (2件):
H04B 10/02 ,  H04B 10/18
FI (1件):
H04B9/00 M
Fターム (11件):
5K102AA01 ,  5K102AB12 ,  5K102AH12 ,  5K102KA05 ,  5K102KA33 ,  5K102MB02 ,  5K102MC06 ,  5K102MD01 ,  5K102MD04 ,  5K102MH02 ,  5K102MH27
引用特許:
審査官引用 (4件)
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