特許

J-GLOBAL ID：200903099196655257

リグニン含有ミクロフィブリル化植物繊維及びその製造方法

発明者： 中坪 文明 ,  矢野 浩之 ,  阿部 賢太郎
出願人/特許権者： 国立大学法人京都大学
代理人 (1件)： 特許業務法人三枝国際特許事務所
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2008-153489
公開番号（公開出願番号）：特開2009-019200
出願日： 2008年06月11日
公開日（公表日）： 2009年01月29日
要約：

【課題】表面に水酸基が多く存在し微小かつ比表面積が大きいため水系で扱いづらかったミクロフィブリル化セルロースの改良。【解決手段】リグニンが除去されていない或いはリグニンの一部が除去されたパルプ、例えばセルロース重量に対して2〜70重量%程度のリグニンを含有するパルプを、必要に応じて蒸し、機械的に解繊処理することによって、リグニン及びヘミセルロースを含有し、水系で扱いやすいミクロフィブリル化植物繊維が得られ、該植物繊維の成形体、該植物繊維を配合した繊維強化樹脂を提供できる。該植物繊維は、セルロースミクロフィブリル及び/又はセルロースミクロフィブリル束の周囲がヘミセルロース、リグニンの順で被覆された構造と推定される。【効果】該ミクロフィブリル化植物繊維は水系で扱いやすく、樹脂とのなじみが良く、分解温度が従来のミクロフィブリル化セルロースより高く熱安定性に優れる。【選択図】なし

請求項（抜粋）：

セルロース重量に対してリグニンを2〜70重量%含有したパルプを機械的に解繊することによって得られるミクロフィブリル化植物繊維。

IPC (3件)：

C08J 5/04 ,  D21H 11/18 ,  B27N 3/04

FI (3件)：

C08J5/04 ,  D21H11/18 ,  B27N3/04 D

Fターム (24件)：

2B260AA20 ,  2B260BA02 ,  2B260BA07 ,  2B260BA15 ,  2B260CB10 ,  2B260DA07 ,  2B260DA08 ,  2B260DA14 ,  2B260EB12 ,  2B260EB13 ,  4F072AA02 ,  4F072AB03 ,  4F072AD04 ,  4F072AD37 ,  4F072AH04 ,  4F072AH05 ,  4F072AJ04 ,  4F072AK05 ,  4F072AK14 ,  4F072AL01 ,  4L055AC03 ,  4L055BB03 ,  4L055BB30 ,  4L055BE20

引用特許：

出願人引用 (1件)

• 木質セメント板の製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2003-295535   出願人：ニチハ株式会社

審査官引用 (4件)

• 射出成形体とその製造方法、並びに、射出成形体に用いられるペレット
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2006-134960   出願人：三菱樹脂株式会社
• 繊維強化複合材料及びその製造方法並びに配線基板
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2004-218962   出願人：国立大学法人京都大学, ローム株式会社, 三菱化学株式会社, 株式会社日立製作所, パイオニア株式会社, 日本電信電話株式会社
• 繊維強化複合材料及びその製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2006-022922   出願人：国立大学法人京都大学, ローム株式会社, 三菱化学株式会社, 株式会社日立製作所, パイオニア株式会社, 日本電信電話株式会社
• 植物繊維を用いた繊維強化プラスチック
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2003-300936   出願人：松下電工株式会社