特許
J-GLOBAL ID:200903099526707127

鋼構造物のライフサイクルコスト評価システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 木下 實三 ,  中山 寛二 ,  石崎 剛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-213320
公開番号(公開出願番号):特開2007-033085
出願日: 2005年07月22日
公開日(公表日): 2007年02月08日
要約:
【課題】 港湾、海洋施設における鋼構造物の耐荷重性状を適切に評価して的確な補修計画を策定することができる鋼構造物のライフサイクルコスト評価システムを提供すること。【解決手段】腐食速度推定処理手段53によって鋼構造物における構成部材(鋼管杭や鋼矢板)の腐食状態を推定し、この腐食により構成部材の有効部材断面が減少した状態における応力度比を構造物診断処理手段55によって算出することで、構成部材の耐荷重性状を適切に評価することができ、的確な補修計画を策定することができる。従って、港湾、海洋施設における鋼構造物のライフサイクルコストを高精度に算出することができ、この施設の維持管理に係る手間やコストを大幅に削減することができる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
港湾、海洋施設における鋼構造物のライフサイクルコスト評価システムであって、 情報入力用の入力手段と、各種情報を記憶する記憶手段と、情報表示用の表示手段と、情報を処理する処理手段とを備え、 前記記憶手段には、当該施設の建設記録や設計条件等を含んだ施設管理情報と、鋼構造物を構成する鋼管杭や鋼矢板等の構成部材の部材リストを含んだ構成部材情報と、前記構成部材に施す防食対策工法を含んだ防食対策工法情報と、が少なくとも記憶され、 前記処理手段は、前記構成部材の腐食速度を推定する腐食速度推定処理手段と、前記入力手段から当該施設の管理基準を入力させる管理基準入力処理手段と、前記防食対策工法情報内の防食対策工法を表示手段に表示して前記入力手段から選択させる対策計画選択処理手段と、前記構成部材の診断を行う診断処理手段と、前記入力した管理基準、前記選択した防食対策工法、および診断処理手段の診断結果に基づいて鋼構造物のライフサイクルコストを算出するライフサイクルコスト算出手段とを備え、 前記腐食速度推定処理手段は、前記構成部材の部位ごとに少なくとも2種類の腐食速度推定式を選択させ、かつ選択された腐食速度推定式に基づいて当該構成部材の部位ごとに腐食速度を推定し、 前記対策計画選択処理手段は、前記構成部材の部位ごとに前記防食対策工法情報から任意の防食対策工法を選択させ、 前記診断処理手段は、前記選択した防食対策工法および前記推定された腐食速度によって算出される前記構成部材の部位ごとの有効部材断面と、前記施設管理情報に含まれた設計条件の作用荷重と、に基づいて当該構成部材の部位ごとに生じる応力度比を算出するとともに、前記入力された施設管理基準と前記算出された応力度比とを比較可能に前記表示手段に表示し、 前記ライフサイクルコスト算出手段は、前記対策計画選択処理手段にて選択された防食対策工法に伴うコストを前記表示手段に表示することを特徴とする鋼構造物のライフサイクルコスト評価システム。
IPC (1件):
G01N 17/00
FI (1件):
G01N17/00
Fターム (7件):
2G050AA01 ,  2G050BA02 ,  2G050BA05 ,  2G050BA08 ,  2G050BA12 ,  2G050DA02 ,  2G050EC05
引用特許:
出願人引用 (7件)
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審査官引用 (6件)
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