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J-GLOBAL ID:201002202284879885   整理番号:10A0905146

出生前のメチル水銀とPCB曝露及び海産物摂取の神経行動効果:子供の発育に関する東北研究の新生児行動評価法の結果

Neurobehavioral effects of prenatal exposure to methylmercury and PCBs, and seafood intake: Neonatal behavioral assessment scale results of Tohoku study of child development
著者 (15件):
資料名:
巻: 110  号:ページ: 699-704  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: D0574A  ISSN: 0013-9351  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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新生児神経行動を影響する因子として,メチル水銀,ポリ塩化ビフェニル(PCB)と,母親のn-3高度不飽和脂肪酸(PUFA)を示す海産物摂取には,不利な効果と有利な効果があると信じられているが,これらの因子を同時に取り扱った報告はほとんどない。ここでは,生後3日間に管理された新生児行動評価法(NBAS)におけるこれら3つの因子効果を明らかにするために出生コホート研究を実施した。498組の母親と新生児について,分娩時の母親の頭髪中の全水銀濃度(中央値,1.96μg/g)と臍帯血中のΣPCB濃度(45.5ng/g脂質)を分析し,母親の海産物摂取を半定量的食事頻度質問票を用いて見積もった。頭髪水銀濃度とNBASのモータクラスターの間には,PCB,母親の海産物摂取,及び母親の年齢,出生体重と出産回数などの要素を修正しても負の相関がみられた。ΣPCB濃度はモータクラスターと負の相関があったが,水銀濃度と多の要素を修正することによって相関性は低下した。母親の海産物摂取とモータクラスターの間には,水銀とPCBの効果を考慮した時に,正の相関がみられた。結論として,出生前のメチル水銀曝露は新生児神経行動機能に不利に影響し,対照的に母親の海産物摂取は有利な影響を与えるようである。PCBに対する出生前曝露の神経行動効果は不明である。子供の神経行動における,魚に由来するメチル水銀,PCB及びn-3PUFAの相互効果を明らかにするためにさらなる研究が必要である。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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中枢神経系  ,  水産食品一般  ,  疫学  ,  化学物質の毒性一般 

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