文献
J-GLOBAL ID:201002205107690763   整理番号:10A0106246

茨城県材料構造解析装置の現状について

The Current Status of IBARAKI Material Design Diffractometer
著者 (13件):
資料名:
巻: 20  号:ページ: 66-69  発行年: 2010年01月20日 
JST資料番号: L4558A  ISSN: 1349-046X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
茨城県は,J-PARCに県独自に中性子ビーム実験装置(iMATERIA)を整備し,幅広く産業界に開放することにより産業界の研究ニーズ(ナノテクノロジー・材料分野,特に金属,電池材料等の無機材料の構造解析)に対応し,J-PARCから新たな産業応用の促進を図ることとしている。iMATERIAはMLF中性子源のビームラインに設置されている。26.5mのビームラインには,TOチョッパー1台,波長制限チョッパー3台と,14m分の中性子ガイド管が設置されている。種々の測定と広いd領域の測定を目標とするため,背面散乱検出器(高分解能)バンク,90度検出器(特殊環境)バンク,低角検出器バンク,小角検出器バンクの4つの検出器バンクを配している。広いd領域と高強度測定を満足させるため,チョッパーの回転速度を変更することで,3つの測定モードを設定している。中性子パルスの発生周期は25Hzであるため,チョッパーの速度を同期させることにより,背面検出器バンクで0.18<d(Å)<2.5の範囲が測定可能で,この時の平均分解能はΔd/d=0.16%となる。更に残りの検出器バンクで,分解能が変化しながら2.5<d(Å)<400の範囲が測定可能である。MLFのビーム強度が1MWとなった際には,実験室X線回折装置で用いられる数100mgの試料でも,10分程度で充分なデータが得られることになる。それ故,研究者・技術者は,材料開発プロセスにおいて,中性子回折実験を化学分析と同じような手軽さで行うことが可能になる。室温での測定の他に,標準的な試料環境(温度・化学反応セル)を数年かけて順次整備する予定であり,ユーザーは必要に応じて,その試料環境を利用することが可能となっていく。また特殊な環境を要求する場合,ユーザーが製造した試料環境セル等を持ちこんでの測定も可能である。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
研究開発 
引用文献 (5件):
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る