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J-GLOBAL ID：201002205824979484   整理番号：10A0549514

イオンエンジンによる小惑星探査機「はやぶさ」の帰還運用

著者 (2件)： 細田聡史 (宇宙科学研) ,  國中均 (宇宙科学研)
資料名： プラズマ・核融合学会誌  (Journal of Plasma and Fusion Research)
巻： 86  号： 5  ページ： 282-293  発行年： 2010年05月25日 
JST資料番号： G0114A  ISSN： 0918-7928  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 小惑星探査機「はやぶさ」は小惑星イトカワにタッチダウンした後,SF顔負けの幾多のトラブルを乗り越え,遙か3億キロの彼方から地球をめざして帰還中である。「はやぶさ」には日本独自のマイクロ波放電型イオンエンジンが搭載されており,探査機の機能が喪失する中で高いロバストネスを生かして稼働を続けている。特に「イトカワ」からの帰路運用では,本来の目的である軌道速度および方向の変更だけでなく,ホイールの故障により失われた姿勢制御までもサポートしており,探査機の舵を日々地球方向に向けて切り続けている。本稿では,マイクロ波放電型イオンエンジンのプラズマ生成技術や宇宙機との相互作用を,「はやぶさ」の実際の帰還運用におけるイオンエンジン運用の観点から解説し,その重要性・信頼性の高さを示すところである。(著者抄録)

シソーラス用語： *イオンエンジン ,  *科学衛星 ,  小惑星 ,  マイクロ波放電 ,  フィードバック ,  イオン源 ,  ビーム取出し ,  プラズマ生成 ,  姿勢制御 ,  イトカワ ,  *内燃機関 ,  *熱機関 ,  *飛翔体
準シソーラス用語： *小惑星探査機 ,  *はやぶさ【人工衛星】 ,  帰還

分類 (2件)： 宇宙飛行体  (QK08000Y) ,  運航技術  (QK05030K)

引用文献 (13件)：

• 川口淳一郎. プラズマ・核融合学会誌. 2006, 82, 215
• 國中均. プラズマ・核融合学会誌. 2006, 82, 300
• 山田哲哉. プラズマ・核融合学会誌. 2006, 82, 368
• 田原弘一. プラズマ・核融合学会誌. 2007, 83, 265
• 荒川義博. イオンエンジンによる動力航行. 2006

タイトルに関連する用語 (5件)： イオンエンジン ,  小惑星探査機 ,  はやぶさ ,  帰還 ,  運用