抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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標題の実験は,統計的ではなく,力学的DS(ダウンスケール)手法の一つである。一般的なGCMからの直接DSに代って,Kimura他(2007)は擬似温暖化実験手法を以下の通り提案した。1)現在気候の実験では6時間程度の間隔の再解析データを境界値とする地域気候モデルの過去再現実験を行う。2)将来気候のDSは,1)の再解析データに地球温暖化による大規模場の変化を加えたデータセットを境界値とする実験を行う。3)最後に,1)と2)を較べて国及び地域規模の気候の変を予測する。この実験を行う利点は,1)地域規模の現在気候の再現性の向上,及び2)データハンドリングの容易性である事を述べ,最後に,今後克服すべき問題点を指摘した。