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J-GLOBAL ID：201002209354814462   整理番号：10A0009577

真空中で蒸発するナノ液滴内部の温度変化に関する分子動力学解析

Molecular Dynamics Analysis of Temperature Change in Nanodroplet Evaporating into Vacuum

著者 (5件)： 矢口久雄 (北大 工) ,  田中綾一 (北大 大学院) ,  矢野猛 (大阪大 工) ,  渡部正夫 (北大 工) ,  藤川重雄 (北大 工)
資料名： 日本機械学会年次大会講演論文集  (日本機械学会年次大会)
巻： 2009  号： Vol.8  ページ： 115-116  発行年： 2009年09月12日 
JST資料番号： X0587B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 微小液滴の蒸発・凝縮の基礎研究として,半径約4nmという極めて小さなアルゴンのナノ液滴が真空中で蒸発する際のふるまいを分子動力学法によって調べた。蒸発によって液滴からは蒸発熱が奪われるため液滴温度は時間とともに低下するが,この過程で急激な液滴温度の上昇が見られた。この原因を明らかにするために,温度上昇の前後で液滴内部の動径分布関数などを調べた。それらの結果から,過冷却されたナノ液滴内部の液相が固相に相変化することで凝固熱放出され,過冷却からの回復が行われたことが原因であることが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： *分子動力学 ,  蒸発 ,  真空 ,  アルゴン ,  動径分布関数 ,  相転移 ,  *ナノ液滴 ,  *真空蒸発
準シソーラス用語： 相変化 ,  凝固熱

分類 (1件)： 相変化を伴う熱伝達  (PA02040V)

タイトルに関連する用語 (6件)： 真空 ,  蒸発 ,  ナノ液滴 ,  温度変化 ,  分子動力学 ,  解析