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J-GLOBAL ID：201002209512944980   整理番号：10A0839312

短葉性ネギ品種‘ふゆわらべ’の育成とその特性

Breeding and Characteristics of a Bunching Onion (Allium fistulosum L.) Cultivar ‘Fuyuwarabe’ with Short Leaf Sheath

著者 (6件)： 若生忠幸 (独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所) ,  小島昭夫 (独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所) ,  山下謙一郎 (独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所) ,  塚崎光 (独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所) ,  小原隆由 (独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所) ,  坂田好輝 (独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所)
資料名： 園芸学研究  (Horticultural Research (Japan))
巻： 9  号： 3  ページ： 279-285 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： L4829A  ISSN： 1347-2658  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 従来の根深ネギ品種より葉身,葉鞘が短く太い形態特性,また辛味が少なく軟らかい品質特性を有する‘ふゆわらべ’を育成した.本品種はF₃個体の相互交雑による合成品種であるが,Syn₂~Syn₄のいずれの世代においてもその特性は安定しており,品種内の個体変異も自然受粉品種と同程度であった.‘ふゆわらべ’は,6月下旬に播種し,12月中下旬に収穫する作型で生育が優れ,高い収量性を発揮した.従来のネギと比べ土寄せ作業の省力化,栽培期間の短縮が可能となるとともに,食味が良くよりコンパクトなネギへの需要に合致した品種として活用が期待される.(著者抄録)

シソーラス用語： *ネギ ,  *栽培管理 ,  葉身 ,  葉 ,  *品質特性 ,  交雑 ,  交雑育種 ,  味
準シソーラス用語： *ふゆわらべ ,  葉鞘

分類 (1件)： 野菜  (FC03043X)

引用文献 (10件)：

• Allard, R. W. 1960. Principles of plant breeding. p. 303-322. John Wiley & Sons, Inc. New York.
• 藤井 均・北田幹生・布目光勇・堀江秀樹.2008.カッター刃を用いた根深ネギの物性評価方法.富山農技セ研報.25: 43-49.
• 北田幹夫.2007.やわらかくておいしい短葉性ネギ:富山の「ねぎたん」.研究ジャーナル.30: 17-18.
• 小島昭夫・安藤利夫・塚崎 光・山下謙一郎・小原隆由.2004.ネギの葉身長径比およびピルビン酸生成量のダイアレル分析.育学研.6 (別1): 240.
• 西畑秀次・林 保則.2004.コンパクト野菜の生産技術.野茶研集報.1: 9-16.

タイトルに関連する用語 (3件)： 葉 ,  ネギ ,  品種