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J-GLOBAL ID：201002211136508222   整理番号：10A0843348

雰囲気制御IH-FPP処理による構造用鋼(S45C)の表面改質

Development of an Atmospheric Controlled IH-FPP Treatment System and Its Application to Structural Steel

著者 (7件)： 伊藤達也 (慶應義塾大学大学院理工学研究科総合デザイン工学専攻) ,  菊池将一 (慶應義塾大学大学院理工学研究科総合デザイン工学専攻) ,  亀山雄高 (独立行政法人理化学研究所) ,  小茂鳥潤 (慶應義塾大学理工学部機械工学科) ,  深沢剣吾 (高周波熱錬株式会社技術本部) ,  三阪佳孝 (高周波熱錬株式会社技術本部) ,  川嵜一博 (高周波熱錬株式会社技術本部)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 74  号： 8  ページ： 533-539 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 直径数十mmの粒子を高速で投射する微粒子ピーニング(FPP)は高疲労強度化を目的として広く実用化されているが,近年,FPP処理により被処理面に投射粒子の構成元素が移着することが報告されている。本研究では,高周波誘導加熱(IH)とFPPと組合せたIH-FPP処理システムを構築し,アルゴン雰囲気で構造用鋼にIH-FPP処理を施し,酸化スケールの形成を抑制しつつ,被処理面に均一かつ厚い投射粒子の移着層を形成させることを試みた。本法により,900°Cの高温下においても酸化スケールの形成を抑制したFPP処理が可能になった。Ar雰囲気のIH-FPP処理により粒子投射時にCr粒子が酸化されことなく被処理材表面に直接衝突し,投射粒子移着量は大幅に増加することを確認した。

シソーラス用語： *構造用鋼 ,  S45C ,  *表面改質 ,  ショットピーニング ,  微粒子 ,  誘導加熱 ,  雰囲気 ,  アルゴン ,  酸化 ,  酸化膜 ,  表面構造 ,  付着 ,  投射物体 ,  温度依存性 ,  走査電子顕微鏡 ,  X線回折 ,  X線光電子分光法 ,  エネルギー分散X線分光分析 ,  耐食性 ,  クロム ,  金属粉末 ,  濃度分布 ,  層厚 ,  表面粗さ ,  電気化学的分極 ,  腐食電位 ,  腐食電流 ,  化成皮膜 ,  構造
準シソーラス用語： 高周波誘導加熱 ,  表面組織 ,  処理時間

分類 (1件)： 熱的操作によらぬ硬化  (WC04080O)

引用文献 (9件)：

• 1) K. Shiozawa and L. Lu: Fatigue & Fracture of Engineering Materials & Structures <b>25</b>(2002) 813-822.
• 2) D. Yonekura, J. Noda, J. Komotori, M. Shimizu and H. Shimizu: Trans. Jpn. Soc. Mech. Eng. A 67(2001) 1155-1161.
• 3) H. N. Ko, H. Itoga, T. Hasegawa, C. Kagaya, K. Tokaji and M. Nakajima: Trans. Jpn. Soc. Mech. Eng. A 68(2002) 484-490.
• 4) Y. Kameyama and J. Komotori: J. Solid Mechanics and Materials Engineering 2(2008) 1338-1347.
• 5) Y. Kameyama and J. Komotori: Wear 263(2007) 1354-1363.

タイトルに関連する用語 (5件)： 雰囲気 ,  IH ,  構造用鋼 ,  S45C ,  表面改質