抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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情報技術の発展によって,オフィス,ビル・工場設備などに設置された情報機器が出力するデータは増加の一途をたどっている。環境情報処理,ビジネスインテリジェンス,統合ログ管理などの分野では,日々発生する大量のデータを活用した企業の経営判断や業務改善などのためのデータ分析が行われており,データ分析の基本処理である集計検索処理の高速化の必要性がますます高まっている。三菱電機が開発した高速集計検索エンジンAQL(Analytical Query Language)は,三菱電機インフォメーションテクノロジー(株)(MDIT)のデータ分析プラットフォーム“DIAPRISM”で,販売データの分析などに活用されている。また,MDITの統合ログ管理ソリューション“LogAuditor”では各種セキュリティログの分析などに活用されている。近年では多数のセンサによって計測されたセンサデータの応用が広がっている。例えば,MDITの環境経営推進ソリューション“MELGREEN”は,AQLを利用して電力消費量などのセンサデータを集計し,省エネルギー対策に役立てている。センサデータには,一定時間間隔で計測されるデータの実時間的反映,同一時間帯の多数のデータの一括集計,連続的に変化する数値などビジネスインテリジェンスや統合ログ管理のデータとは異なる特徴がある。このため当社では,AQLをセンサデータ向けに拡張し,センサデータベースとして活用するための研究開発に取り組んでいる。(著者抄録)