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J-GLOBAL ID：201002215268170226   整理番号：10A0529879

時間分解EPR法によるスピン化学に関する研究

著者 (1件)： 手老省三 (東北大)
資料名： 電子スピンサイエンス
号： 14  ページ： 13-21  発行年： 2010年03月17日 
JST資料番号： L7828A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筆者らは,光励起によって出現する電子スピンの非平衡状態(電子スピン分極)から,電子的相互作用や分子間相互作用に関してのスピン化学研究を進めてきた。研究に用いた測定系を紹介し,スピン分極機構,新しいスピン分極機構,ラジカルイオン対(RIP)における交換相互作用(J)の符号,RIPの再配向エネルギー(λ)の決定法の確立,巨大分子系における光誘起スピン相関RIP(SCRIP)のダイナミクス(ポリビニルカルバゾール薄膜系,二重鎖DNAにおける光誘起SCRIPのダイナミクス)について述べた。

シソーラス用語： *時間分解分光法 ,  *ESR【磁気共鳴】 ,  光ポンピング ,  *電子スピン ,  非平衡状態 ,  *スピン分極 ,  分子間相互作用 ,  ラジカルイオン ,  イオン対 ,  交換相互作用 ,  再配向 ,  誘導 ,  スピン相関 ,  動力学 ,  ポリビニルカルバゾール ,  高分子薄膜 ,  *DNA【核酸】 ,  化学反応 ,  反応機構 ,  キサンテン染料 ,  パルスレーザ ,  スピン-軌道相互作用 ,  電子移動反応 ,  近距離相互作用 ,  一重項 ,  三重項 ,  エキシマレーザ ,  温度依存性 ,  芳香族ニトリル ,  窒素複素環化合物 ,  架橋化合物 ,  ケトン ,  芳香族カルボン酸 ,  酸素複素環化合物 ,  芳香族臭素化合物 ,  フェノラート ,  芳香族縮合化合物 ,  芳香族ヨウ素化合物 ,  カルボン酸塩 ,  多価フェノール
準シソーラス用語： *EPR【磁気共鳴】 ,  ダイナミックス ,  光誘起 ,  光励起 ,  電子間相互作用 ,  *二重鎖DNA

分類 (3件)： 光化学一般  (CB08010U) ,  高分子固体の物理的性質  (CG02024U) ,  有機化合物のEPR  (BM07024U)

物質索引 (9件)： 1,2,4,5-テトラシアノベンゼン ,  1,2,4-トリメトキシベンゼン ,  DABCO ,  エオシンY ,  エリトロシンB ,  テトラメチルヒドロキノン ,  ベンゾフェノン ,  ジブロモフルオレセイン ,  N,N′-ビス(3-ヒドロキシプロピル)-1,8:4,5-ナフタレンビス(ジカルボイミド)

引用文献 (42件)：

• F. J. Adrian, J. Chem.. Phys. 54(1971) 2746.
• S. K. Wong, D. A. Hutchison, J. K. S. Wan, J. Chem.. Phys. 58(1973) 985.
• P. W. Atkins, G. T. Evans, Mol. Phys. 27,(197) 1633.
• K. Akiyama, S. Tero-Kubota, and Y. Ikegami, T. Ikenoue, J. Am. Chem. Soc. 106,(1984) 8322.
• C. Blatter, F. Jent, H. Paul, Chem. Phys. Lett. 166,(1990) 375.

タイトルに関連する用語 (4件)： 分解 ,  EPR法 ,  スピン化学 ,  研究