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J-GLOBAL ID:201002217289957172   整理番号:10A0434217

シュウ酸溶液の酸化鉄によるメチレンブルーの光分解に影響する各種因子

Various factors affecting photodecomposition of methylene blue by iron-oxides in an oxalate solution
著者 (7件):
資料名:
巻: 44  号:ページ: 2876-2884  発行年: 2010年05月 
JST資料番号: B0760A  ISSN: 0043-1354  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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各種濃度のシュウ酸溶液中の各種温度でか焼した酸化鉄によるメチレンブルー(MB)の光分解に対する各種因子の影響を,UV,可視光と太陽光を照射して調べた。酸化鉄をゲル蒸発法で作成し,200~700°Cでか焼した。XRDは,合成したままの酸化鉄が非晶質で,200~400°Cではマグヘマイト(γ-Fe<sub>2</sub>O<sub>3</sub>)を,≧500°Cではヘマタイト(α-Fe<sub>2</sub>O<sub>3</sub>)を生成することを示した。各種酸化鉄,これらの含量,シュウ酸濃度と光源(UV,可視光と太陽光)の波長の影響は,すべてMB光分解に強く影響することが判った。酸化鉄の最適含量は,か焼温度が高くなると25から2000mg/Lに大きく増加した。各最適酸化鉄含量でのMB光分解速度はか焼温度に関係し,700°C<か焼なし<500°C<400°C<300°Cの順であった。MB分解が可視光照射で生じることを確認した。優れた光分解はpH2~5で見られたが,光分解はpH>6で大きく低下し,鉄-シュウ酸錯体の存在と一致した。本システムではかなり高濃度のヒドロキシルラジカルが,クマリン法で決定されるように,市販TiO<sub>2</sub>(ST-01)によるものと比べて発生した。このプロセスは過酸化水素の添加を必要とせず太陽光下でも優れた効率を示すので,染料含有廃水の前処理と/又は脱色のための経済的に実現性のある方法である。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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下水,廃水の化学的処理  ,  染料 

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