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J-GLOBAL ID：201002218307523289   整理番号：10A0994752

高速双ロール鋳造6022アルミニウム合金ストリップにおける内部クラック生成

Formation of Internal Crack in High-Speed Twin-Roll Cast 6022 Aluminum Alloy Strip

著者 (4件)： KIM Min-seok (Dep. of Materials Sci. and Engineering, Tokyo Inst. of Technol.) ,  ARAI Yoshiyuki (Dep. of Materials Sci. and Engineering, Tokyo Inst. of Technol.) ,  HORI Yasuharu (Dep. of Materials Sci. and Engineering, Tokyo Inst. of Technol.) ,  KUMAI Shinji (Dep. of Materials Sci. and Engineering, Tokyo Inst. of Technol.)
資料名： Materials Transactions  (Materials Transactions)
巻： 51  号： 10  ページ： 1854-1860 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： G0668A  ISSN： 1345-9678  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 凝固において広い凝固温度範囲を持つAl-Mg-Si系6022アルミニウム合金を,高速双ロール鋳造(HSTRC)した。60m/minのロール回転速度及び初期ロール分離力が14.1kNの鋳造条件では,鋳造板には大きな中心クラックが生じ,鋳造板の品質低下をもたらした。鋳造板は表面近傍域では等軸晶を呈し,中心域では微細な球状粒のバンド模様を呈した。中心バンドと樹枝状晶凝固シェル境界に,ほとんどの場合大きな中心クラックが認められた。これは,最小ロールギャップ付近で冷却速度が減少し,残留融体によりクラックが起こったと考えられる。無欠陥板の鋳造条件を探るために,種々の鋳造条件でHSTRCを行った。凝固時間を延長するか,または初期ロール分離力を増加するかして,十分なロール分離力を付与する事により,大きな中心クラックの発生は防止できた。高感度熱電対を用いて,HSTRC中に直接測温を行って,冷却速度増加によりロール分離力を増加できる事を確かめた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *双ロール法 ,  *ストリップキャスティング ,  *アルミニウム合金 ,  内部亀裂 ,  亀裂発生 ,  鋳込速度 ,  マグネシウム含有合金 ,  ケイ素含有合金 ,  等軸組織 ,  樹枝状結晶 ,  凝固シェル ,  間隙 ,  冷却速度 ,  鋳込条件 ,  凝固 ,  帯板 ,  鋳造欠陥
準シソーラス用語： JIS A 6022

分類 (1件)： 鋳造欠陥  (WC01060X)

引用文献 (16件)：

• 1) R. Cook, P. G. Grocock, P. M. Thomas, D. V. Edmonds and J. D. Hunt: J. Mater. Proc. Technol. 55 (1995) 76–84.
• 2) S. W. Hadley, S. Das and J. W. Miller: Aluminum R&D for Automotive Uses and the Department of Energy’s Roll, (ORNL, 1999) p. 157.
• 3) M. Yun, S. Lokyer and J. D. Hunt: Mater. Sci. Eng. A 280 (2000) 116–123.
• 4) T. Haga and S. Suzuki: J. Mater. Proc. Technol. 143–144 (2003) 895–900.
• 5) T. Haga, K. Takahashi, M. Ikawa and H. Watari: J. Mater. Proc. Technol. 140 (2003) 610–615.

タイトルに関連する用語 (4件)： 双ロール鋳造 ,  アルミニウム合金 ,  ストリップ ,  内部クラック