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J-GLOBAL ID：201002220771882776   整理番号：10A0603057

化学に及ぼすマイクロ波の特別な影響の起源としての非平衡局所加熱のその場観察

In Situ Observation of Nonequilibrium Local Heating as an Origin of Special Effect of Microwave on Chemistry

著者 (8件)： TSUKAHARA Yasunori (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  HIGASHI Ayano (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  YAMAUCHI Tomohisa (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  NAKAMURA Takashi (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  YASUDA Makoto (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  BABA Akio (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  WADA Yuji (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  WADA Yuji (Tokyo Inst. of Technol., Tokyo, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 114  号： 19  ページ： 8965-8970  発行年： 2010年05月20日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： リアルタイムその場ラマン散乱測定により,マイクロ波照射下,Co粒子近接におけるDMSO分子の「非平衡局所加熱」現象を観察した。マイクロ波照射下でだけ誘起し,バルク溶液温度よりはるかに高温での加熱領域の現象として定義した本現象は,従来の加熱では観察しなかった。マイクロ波照射下でのCoおよび/またはFe粒子表面の「非平衡局所加熱」によって誘起した2-クロロエチルベンゼンと4-フェニルブチルクロリドのC(sp³)-Cl結合の脱ハロゲンにおける増強を実証した。2-クロロエチルベンゼンと4-フェニルブチルクロリドのそれぞれ還元型脱ハロゲン機構とFriedel-Crafts型脱ハロゲン機構を提示した。この現象は化学反応に及ぼすマイクロ波の特殊な影響の起源であることを推論した。「非平衡局所加熱」はマイクロ波誘起化学という新しい分野を開く。

シソーラス用語： Arrheniusの式 ,  Friedel-Crafts反応 ,  Raman分光分析 ,  その場観察 ,  *マイクロ波加熱 ,  還元 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  *脱ハロゲン ,  転化率 ,  熱影響 ,  反応機構 ,  反応速度 ,  *非平衡状態 ,  脂肪族化合物 ,  スルホキシド

分類 (2件)： 付加反応,脱離反応  (CF02030M) ,  反応に及ぼすその他の効果  (CF02120K)

物質索引 (2件)： DMSO ,  11-メルカプトウンデカン-1-オール

タイトルに関連する用語 (6件)： 化学 ,  マイクロ波 ,  起源 ,  非平衡 ,  局所加熱 ,  その場観察