文献

J-GLOBAL ID：201002220858545130   整理番号：10A0504271

マウスDNAメチルトランスフェラーゼ1のDNA結合活性はカゼインキナーゼ1δ/εのりん酸化により制御される

The DNA-binding activity of mouse DNA methyltransferase 1 is regulated by phosphorylation with casein kinase 1δ/ε

著者 (9件)： SUGIYAMA Yasunori (Kagawa Univ., Kagawa, JPN) ,  HATANO Naoya (Kobe Univ., Kobe, JPN) ,  SUEYOSHI Noriyuki (Kagawa Univ., Kagawa, JPN) ,  SUETAKE Isao (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  TAJIMA Shoji (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  KINOSHITA Eiji (Hiroshima Univ., Hiroshima, JPN) ,  KINOSHITA-KIKUTA Emiko (Hiroshima Univ., Hiroshima, JPN) ,  KOIKE Tohru (Hiroshima Univ., Hiroshima, JPN) ,  KAMESHITA Isamu (Kagawa Univ., Kagawa, JPN)
資料名： Biochemical Journal  (Biochemical Journal)
巻： 427  号： 3  ページ： 489-497  発行年： 2010年05月01日 
JST資料番号： B0205A  ISSN： 0264-6021  CODEN： BIJOAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： DNA複製時のヘミメチル化DNAをメチル化するDNAメチルトランスフェラーゼ1(Dnmt1)のN末端の基質や標的蛋白質間相互作用ドメインをin vitroでGSTプルダウンアッセイし,脳内の蛋白質キナーゼとの相互作用を明らかにした。本酵素は唯一のDnmt1キナーゼでCK1δ/εと同定された。組換CK1δ/εはin vitroでDnmt1と結合してりん酸化した。CK1δ/εによるDnmt1の主なりん酸化部位はSer146で,りん酸化によりそのDNA結合能は非りん酸化型に比べ低下した。CK1δ/εはDnmt1のN末端ドメインと結合してりん酸化し,DNA結合活性を低下させてDNA複製を制御した。

シソーラス用語： *DNAメチルトランスフェラーゼ ,  マウス ,  *DNA複製 ,  *カゼインキナーゼ ,  基質特異性 ,  アミノ酸配列 ,  結合部位 ,  DNA結合タンパク質 ,  細胞情報伝達
準シソーラス用語： *Dnmt1 ,  *カゼインキナーゼIδ

分類 (1件)： 遺伝子の複製  (EC02030F)

タイトルに関連する用語 (6件)： マウス ,  DNAメチルトランスフェラーゼ1 ,  DNA ,  結合活性 ,  カゼインキナーゼ1δ ,  りん酸化