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J-GLOBAL ID:201002220873550743   整理番号:10A1118571

IC 342の渦状腕を横切る分子ガスの性質の変動: 大規模13CO(1-0)放射

Variation of Molecular Gas Properties Across the Spiral Arms in IC 342: Large-Scale 13CO (1-0) Emission
著者 (7件):
資料名:
巻: 62  号:ページ: 1261-1275  発行年: 2010年10月25日 
JST資料番号: G0279A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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野辺山45m電波望遠鏡を用いて近傍銀河IC 342の13CO(1-0)マッピング探査を実施した。写図は320′′×320′′領域にわたり,その中心,棒,及び1つの渦状腕のほとんどを含んでいる。分子雲,星形成領域,及び恒星ポテンシャルの間の空間的関係を調べるために,13CO(1-0)データを12CO(1-0),Hα,24μm,及びKs帯域画像と比較した。分子ガスの性質の変動を調べるために両方のCO輝線間の輝線比I[13CO(1-0)]/I[12CO(1-0)]≡R13/12も導出した。IC 342の中心のR13/12の平均値(約0.10±0.01)は円盤領域(約0.15±0.01)に比べて低い。中心領域のR13/12は一様であるが,渦状腕のR13/12はかなり変動することが分かった。すなわち,R13/12は棒の両端と渦状腕で見つかった巨大分子雲複合体(GMA)では低いが(約0.1),低R13/12領域から下流に高くなる(0.14~0.20)。円盤における低及び高R13/12領域はそれぞれ12CO(1-0)ピーク領域と星形成領域に対応する。銀河中心における低R13/12はスターバースト領域のより高いガス温度に起因していると考えられる。円盤におけるR13/12変動の最も有望な解釈は,GMAと棒の両端の低R13/12が低柱密度と低体積密度を持つ拡散分子成分の増加率を反映することである。GMAの周囲と棒の北端はCO分布から下流の星形成領域であるだけでなく,R13/12も下流でより高く,密度波モデルで予想されたようにガス圧縮と電離/分子ガス渦状オフセットの存在を意味している。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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星雲 
引用文献 (70件):
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  • Aalto, S.,& Hüttemeister, S.2000, A & A, 362, 42
  • Balbus, S. A.,& Cowie, L. L.1985, ApJ, 297, 61
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  • Braine, J., Combes, F.,& van Driel, W.1993, A & A, 280, 451
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