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J-GLOBAL ID:201002221900052250   整理番号:10A0048504

日本食品アミノ酸組成表から算出した新規窒素-たんぱく質換算係数

Trial Application of a New Calculation Method for the Nitrogen to Protein Conversion Factor for the Data in the Revised Standard Tables of Food Composition in Japan, Amino Acids Composition of Foods
著者 (3件):
資料名:
巻: 20  号:ページ: 220-225  発行年: 2009年12月30日 
JST資料番号: L3330A  ISSN: 1346-9770  CODEN: NSGIFO  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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食品中のたんぱく質量は,全窒素量に窒素-たんぱく質換算係数を乗じた目安値として示されているが,非たんぱく態窒素に対する補正がないため,この方法で算出されたたんぱく質量は,実際量よりも多く見積もられる。著者らは,この問題を解消し,食品中の全窒素量からたんぱく質量をより正確に推定できる新規換算係数の算定法を検討した。タンパク質中の窒素構成比に基づき,アミノ酸組成より算出した換算係数を基に,全窒素量に対するたんぱく態窒素量の割合を補正率として乗じた値を算出し,全窒素-たんぱく質補正換算係数として,全窒素量に適用することを提案した。計算式を以下に示す;補正係数=(アミノ酸残基総量÷タンパク態窒素量)×(タンパク態窒素量÷全窒素量)=アミノ酸残基総量÷全窒素量。この算定法を用いて,アミノ酸組成表のデータを基に,補正係数の概算値を試算した。その結果,ほとんどの食品において,補正係数の試算値は,現在食品全般に適用されている6.25と比較して,低値となった。個別換算係数が適用されている食品についても同様の傾向が認められ,食品中のたんぱく質量をより正確に推定するためには,換算係数の値を見直す必要があることが示唆された。(著者抄録)
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分類 (2件):
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食品一般  ,  食品の化学・栄養価 
引用文献 (18件):
  • 文部科学省 科学技術・学術審議会 資源調査分科会編. 五訂増補日本食品標準成分表. 2005
  • MULDER, G. J. Ueber die Zusammeensetzung einiger thierischen Substanzen. J. Prakt. Chem. 1839, 16, 129
  • JONES, D. B. Factors for Converting Percentages of Nitrogen in Foods and Feeds into Percentages of Proteins. 1931
  • BOISEN, S. A Critical View on the Conversion Factor 6.25 from Total Nitrogen to Protein. Acta Agric. Scand. 1987, 37, 299
  • 青柳康夫. 窒素タンパク質換算係数について. 日本食生活学会誌. 1998, 9, 20
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