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J-GLOBAL ID：201002222400437713   整理番号：10A0243525

微小ギャップ水中アーク放電の過渡現象と単発放電痕

Transient Phenomena and Crater by Pulsed Microgap Arc Discharge in Water

著者 (4件)： 橋本隆 (東京工業大学大学院理工学研究科電気電子工学専攻) ,  金丸誠 (東京工業大学大学院理工学研究科電気電子工学専攻) ,  斉木涼平 (東京工業大学大学院理工学研究科電気電子工学専攻) ,  石井彰三 (東京工業大学大学院理工学研究科電気電子工学専攻)
資料名： 電気学会論文誌 A  (IEEJ Transactions on Fundamentals and Materials)
巻： 130  号： 3  ページ： 272-280 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： S0808A  ISSN： 0385-4205  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ワイヤ放電加工の性能向上のための基礎的研究として,水中アーク放電の過渡現象の観測と,形成される単発放電痕について検討した。放電電流に対するアーク電圧の時間変化を評価した結果,ワイヤ放電加工で使用される電流ピーク値が数百A前後においてアーク電圧は放電電流に依存せずほぼ一定であった。次に,アーク放電の進展過程について光電子増倍管を用いた発光強度の時間変化とICCDカメラを用いたアーク放電の観測結果から検討した。さらに,レーザ顕微鏡を用いて,アーク放電終了後に形成された単発放電痕の直径,深さ及び除去量を評価した。単発放電痕の直径は電流ピーク値に依存し,深さは電流パルス幅に依存することを明らかにした。これらの結果をもとにアークモデルを提案した。

シソーラス用語： *ワイヤ放電加工 ,  *アーク放電 ,  過渡現象 ,  放射強度
準シソーラス用語： *水中放電 ,  放電電流 ,  アーク電圧 ,  相互依存性 ,  発光強度

分類 (2件)： 特殊加工  (QC04000Y) ,  液体・固体中の放電  (BJ03030E)

引用文献 (9件)：

• KUNIEDA, M. Advancing EDM through fundamental insight into the process. Annals of the CIRP. 2005, 54, 2, 599-622
• 宇野義幸. 単発放電痕の生成機構に関する基礎的研究. 電気加工学誌. 1990, 25, 49, 9-21
• KOJIMA, A. Spectroscopic measurement of arc plasma diameter in EDM. CIRP Annals Manufacturing Technology. 2008, 57, 203-207
• 早川伸哉. 放電加工における電極材料がエネルギー配分に及ぼす影響. 平成8年電気加工学会全国大会. 1996, 1996, 21-24
• 民田太一郎. ワイヤ放電加工の荒加工時のアーク電圧の測定. 平成20年電気学会全国大会講演論文集. 2008

タイトルに関連する用語 (5件)： 微小ギャップ ,  水中 ,  アーク放電 ,  過渡現象 ,  放電