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J-GLOBAL ID：201002223238665797   整理番号：10A0113062

タマネギ外皮中のケルセチンによる羊毛の染色

Dyeing of Wool with Quercetin in Onionskin

著者 (2件)： 清枝希帆 (奈良女大 大学院人間文化研究科) ,  前川昌子 (奈良女大 生活環境)
資料名： 日本家政学会誌  (Journal of Home Economics of Japan)
巻： 61  号： 1  ページ： 31-35  発行年： 2010年01月15日 
JST資料番号： F0763A  ISSN： 0913-5227  CODEN： NKGAEB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： タマネギ外皮中のケルセチンによる羊毛の染色性を明らかにするために,主色素であるケルセチンの市販試薬を用いて染色を行い,タマネギ外皮による染色結果と比較検討した。染色布の測色に分光色差計を用い,表面反射率(R%)からKubelka-Munkの式:{K/S=(1-R)²/2R}を用いてK/S値を求めた。結果,タマネギ外皮抽出液による染色布は,ケルセチン染色布と同様に380~400nmに高いK(光吸収係数)/S(光散乱係数)値を持つが波長500nmにおいても大きなK/S値を持ち,また,正のa*値を示すように,その色相は赤みが強いなどの知見が得られた。

シソーラス用語： *タマネギ ,  *羊毛 ,  染色 ,  生体組織 ,  光吸収 ,  光散乱 ,  吸着等温式 ,  *染色性 ,  天然染料 ,  ケトン ,  酸素複素環化合物 ,  多価フェノール ,  フラボノイド ,  芳香族縮合化合物 ,  ヒドロキシケトン
準シソーラス用語： 外皮 ,  吸着等温線

分類 (1件)： 染色からみた染料  (YM06050B)

物質索引 (1件)： ケルセチン

引用文献 (27件)：

• 1) 大竹三郎.色を染める.大日本図書,1983,11
• 2) 上村六郎.日本の草木染.京都書院,1966,18
• 3) 目不二雄.タマネギ外皮からケルセチンの単離.化学と 教育.1995,43(4),220
• 4) 山本勝博,増井幸夫.たまねぎの外皮からクェルセチン を抽出する.化学と教育.1993,41(11),760-761
• 5) 山口江利子,小松恵美子,森田みゆき.地域特性を生 かした総合学習教材(染色)の検討.へき地教育研究. 2004,59,95-100

タイトルに関連する用語 (5件)： タマネギ ,  外皮 ,  ケルセチン ,  羊毛 ,  染色