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J-GLOBAL ID:201002224726907623   整理番号:10A1246027

PM2.5との通年並行観測による大都市郊外のサブミクロン粒子(PM1)の特性解明

Parallel continuous observation of submicron particle (PM1) and PM2.5, and characterization of PM1 in a suburban of Tokyo
著者 (2件):
資料名:
巻: 45  号:ページ: 271-278  発行年: 2010年11月10日 
JST資料番号: S0850A  ISSN: 1341-4178  CODEN: TKGAFA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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大都市郊外の大気中に浮遊するサブミクロン粒子(PM1)の特性を明らかにするため,連続通年観測をPM2.5と並行して2005年4月から実施した。PM1捕集装置はSharp cut cyclone(SCC)を利用して作製した。PM1の年平均濃度は15.5-18.3μg m-3の範囲であり,PM2.5は19.4-22.5μg m-3であった。PM1とPM2.5の週平均濃度には高い正の相関(r=0.92,n=186)が見られ,PM1/PM2.5は0.84±0.11であった。主要化学組成の比較を行ったところ,NH4+,SO42-及びTCのPM1/PM2.5は年間を通じてほぼ一定であり,0.74-0.88の範囲であった。これに対して,Na+,Mg2+及びCa2+では値は大きく変動し,冬季に最も低い値となった。この要因として,乾燥した田園の表層土壌の一部が,冬季の強風によって巻き上げられ,PM2.5中に含まれたと考えられた。PM1及びPM2.5に含まれる成分毎の相関係数は,NH4+,Cl-,NO3-,SO42-及びTCでは0.90以上となったが,Mg2+は0.17,Ca2+は0.10でほとんど相関が見られず,Ca2+の回帰式の傾きは0.02であった。PM2.5中に一部含まれる土壌系粒子の影響がPM1ではほとんど見られないことが分かった。このことから,PM1は人為起源粒子由来の微小粒子の評価指標として優れていることが明らかとなった。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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気圏環境汚染  ,  粒状物調査測定  ,  都市問題,都市防災 
引用文献 (18件):
タイトルに関連する用語 (5件):
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