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J-GLOBAL ID：201002225099480194   整理番号：10A0081083

マウスBALB/3T3細胞の増殖調節への血管細胞接着分子-1とともにガレクチン3の関与

Involvement of Galectin-3 with Vascular Cell Adhesion Molecule-1 in Growth Regulation on Mouse BALB/3T3 Cells

著者 (9件)： TADOKOTO Tomomi (Nagaoka Univ. Technol., Nagaoka) ,  TADOKOTO Tomomi (Japan Sci. and Technol. Agency, Nagaoka) ,  IKEKITA Masahiko (Tokyo Univ. Sci., Noda) ,  TODA Tosifusa (Tokyo Metropolitan Inst. Gerontology, Tokyo, JPN) ,  ITO Hiroko (Tokyo Metropolitan Inst. Gerontology, Tokyo, JPN) ,  SATO Takeshi (Nagaoka Univ. Technol., Nagaoka) ,  NAKATANI Ryunosuke (Nagaoka Univ. Technol., Nagaoka) ,  HAMAGUCHI Yu (Nagaoka Univ. Technol., Nagaoka) ,  FURUKAWA Kiyoshi (Nagaoka Univ. Technol., Nagaoka)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 284  号： 51  ページ： 35556-35563  発行年： 2009年12月18日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 培養BALB/3T3細胞を用い,細胞表面のN-グリカンのガラクトース残基が細胞増殖調節に関与するかどうかを解析した。培養細胞密度が増加すると細胞表面N-グリカンのガラクトシル化及びN-グリカン枝分かれレベルが増加し,β-ガラクトシダーゼ処理の結果5-ブロモウリジン取込が増加することからβ-ガラクトシル残基が増殖阻害に重要であることを示唆した。形質膜より33kDaガラクトース結合蛋白質を単離し,質量分析の結果この蛋白質はガレクチン3と同定した。組換えガレクチン3を添加すると5-ブロモウリジン取込は阻害され,この阻害はチオガラクトシドの添加で抑制された。ガレクチン3処理細胞ではERK1及びERK2蛋白質のリン酸化が著しく減少し,ガレクチン3による増殖阻害にはMAPキナーゼ蛋白質の不活性化が関与していた。高細胞密度細胞ではガレクチン3は細胞外表面に分泌され,N-グリカンを介してVCAM1に結合していた。VCAM1の発現現象はガレクチン3による増殖調節に関与していた。

シソーラス用語： マウス ,  3T3細胞 ,  *レクチン ,  多糖類 ,  糖配列 ,  *増殖阻害 ,  ERK【酵素】 ,  *VCAM ,  MALDI-TOF MS ,  グリコシル化 ,  糖タンパク質 ,  酵素阻害 ,  飛行時間法 ,  BALB 3T3細胞 ,  N-グリカン ,  *VCAM1 ,  ガラクトシル化 ,  *ガレクチン3 ,  ネズミ亜目
準シソーラス用語： 血管細胞接着分子1

分類 (2件)： 細胞分裂・増殖  (EF02020D) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (7件)： マウス ,  BALB ,  3T3細胞 ,  増殖 ,  調節 ,  血管細胞接着分子 ,  ガレクチン3