抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2007年8月には関東及び東海地方では広範囲に異常高温が発生し,イネの不稔による被害発生が懸念された。これは群馬,埼玉,茨城,岐阜及び愛知の各県と協力して7月下旬~8月下旬に出穂した132水田を対象として,被害実態を解明した報告である。調査水田における出穂と開花時期の最高気温と不稔籾割合の頻度分布,農環境技術研究所の実験水田における最高気温と開花日ごとに見たイネの不稔籾割合,出穂.開花時期の最高気温と不稔籾割合の調査対象市町村別の関係,岐阜,埼玉,茨城を対象とした8月13~19日の日最高気温と開花時間帯の推定穂温,を示し,最高気温のみから地域間の稔実の違いを統一的に説明することは難しかった。また,室内実験の温度反応を単純に屋外に適用する事も困難で,室内実験と水田との違いの考察も行なった。