抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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超電導磁気浮上し気鉄道において,軌道の全線に亘って敷設される地上コイルは,長期間の屋外使用が前提となるばかりでなく膨大な数が対象となる。これらの地上コイルを適正かつ安定的に保守・運用するためには,これまでにない新たな管理手法を導入する必要がある。そこで,ITを活用した地上コイルの保守管理手法に関する基礎開発を行った。まず,地上コイル個別情報の一元管理を目指しICタグを利用した個別情報管理手法を検討した。ICタグの各種検証や個別情報管理装置の開発から,情報管理の高信頼化,簡素化において有効性を確認し,実用化への見通しを得ることができた。次に,トラブルの未然防止に向け,コイル自身で異状を検知・発信させる究極の挙動監視システムを目指し地上コイル自己診断手法を検討した。概念設計に基づく要素開発により,センシング用電源装置の小型化を図り,地上コイルへの埋込を前提とした異状検知センサの単独運用に向け,機能上の見通しが得られた。但し,本診断手法の開発はまだ緒に就いた段階であり,センサ自体の小型汎用化が進む中,異状検知センサとしての信頼性確保が何より重要であると考えられる。