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J-GLOBAL ID：201002225749706290   整理番号：10A0374219

大面積皆伐についてのガイドラインの策定

著者 (7件)： 野宮治人 (森林総合研) ,  宮縁育夫 (森林総合研) ,  山田茂樹 (森林総合研) ,  鹿又秀聡 (森林総合研) ,  齊藤英樹 (森林総合研) ,  野田巌 (森林総合研) ,  岡裕泰 (森林総合研)
資料名： 森林総合研究所交付金プロジェクト研究成果集
巻： 30  ページ： 86P  発行年： 2010年03月25日 
JST資料番号： L5981A  ISSN： 1349-0605  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大面積皆材跡地の整備,及び皆材に対する面積・地域の規制が緊急の検討課題になっている中で,プロジェクト研究で大面積皆材対策についてのガイドラインを策定することを目的とした。研究方法は,リモートセンシング情報をベースに大面積皆伐地の地理的な把握を行い,地理情報データベースを構築して,これを他の実施課題においても基礎データとして使用する方法で実施した。その結果として,第1章では,皆伐後の森林再生を阻害する主要因の一つであるニホンジカの影響について,大面積皆伐地における行動特性を明らかにして,皆伐地におけるシイ・カシ類の前生稚樹の分布から伐採面積の大規模化によるシイ・カシ類の更新の可能性について明らかにした。第2章では,大面積皆材跡地が多く存在する熊本県南部地方における過去の斜面崩壊発生履歴を明らかにした。第3章では,大面積皆材地の対策として,伐採面積規模,地域による規制,公的資金による植林を実施する際のガイドラインについて説明した。

シソーラス用語： リモートセンシング ,  データベース ,  地域 ,  地図 ,  ニホンジカ ,  跡地利用 ,  情報 ,  森林計画 ,  面積 ,  造林 ,  指針 ,  斜面崩壊 ,  *伐木 ,  熊本県 ,  ツブラジイ ,  鳥獣害 ,  コナラ属
準シソーラス用語： *皆伐 ,  跡地 ,  大面積 ,  *大面積皆伐 ,  地理情報 ,  地理情報データベース

分類 (1件)： 伐木,造材  (FF04000W)

引用文献 (86件)：

• 濱崎伸一郎・岸本真弓・坂田宏志 (2007) ニホンジカの個体数管理にむけた密度指標 (区画法、糞塊密度および目撃効率) の評価, 哺乳類科学, 47, 65-71.
• 今若慎太郎・佐藤宣子 (2008)「森林環境税」による新たな森林整備に関する研究, 九大演報, 89, 75-126.
• 蒲谷肇 (1988) 東京大学千葉演習林荒樫沢における常緑広葉樹林の下層植生の変化とニホンジカの食害による影響, 東大農演報, 78, 67-82.
• 香山雅純・前田勇平・岩船昌起・荒木眞岳・大谷達也・梶本卓也・田内裕之 (2008) 大面積皆伐地に植栽された苗木の成長, 九州森林研究, 61, 79-82.
• 香山雅純・前田勇平・田中 浩 (2009) 大面積皆伐地に植栽された苗木の生理特性, 九州森林研究, 62, 94-97.

タイトルに関連する用語 (3件)： 大面積 ,  皆伐 ,  ガイドライン