抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電磁力応用機器に使用される磁性材料は製造工程において磁気特性が劣化し,製品の磁気損失は,素材磁性材料の磁気損失より増加する。製造工程で生じた残留応力が磁気特性の劣化要因であり,電磁鋼板の実機回転機の製造段階ごとの鉄損評価法により,磁気特性の劣化は明らかとなっている。このため,回転機鉄心の残留応力分布を把握し,製造工程において磁気特性の劣化の減少及び後処理によって残留応力を緩和させ電磁鋼板の磁気特性改善を図ろうとしている。本論文では,回転機鉄心における残留応力を明らかにするため,微小部X線応力測定装置を用いて回転機鉄心の局所的残留応力分布を測定しその結果として,1)X線応力測定装置による残留応力分布評価の可能性,2)回転機鉄心各位置に残留応力が分布し残留応力発生,3)応力の大きさ方向を考慮した磁気特性評価技術の必要性,を報告した。