C<sub>70</sub>クラスタ生成とそれらの電子輸送及び光電気化学性質の良溶媒効果

TEZUKA Noriyasu; UMEYAMA Tomokazu; MATANO Yoshihiro; SHISHIDO Tetsuya; KAWASAKI Mitsuo; NISHI Masayuki; HIRAO Kazuyuki; LEHTIVUORI Heli; TKACHENKO Nikolai V.; LEMMETYINEN Helge; HONSHO Yoshihito; SEKI Shu; SEKI Shu; IMAHORI Hiroshi

文献

J-GLOBAL ID：201002228108150134 整理番号：10A1528886

C₇₀クラスタ生成とそれらの電子輸送及び光電気化学性質の良溶媒効果

Good Solvent Effects of C₇₀ Cluster Formations and Their Electron-Transporting and Photoelectrochemical Properties

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資料名：
巻： 114 号： 45 ページ： 14287-14297 発行年： 2010年11月18日
JST資料番号： W0921A ISSN： 1520-6106 CODEN： JPCBFK 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

C₇₀クラスタ生成とそれらの電子輸送及び光電気化学性質の良溶媒効果を系統的に初めて調べた。例えば,ベンゼン,トルエン,クロロベンゼンのような良溶媒中に溶解したC₇₀溶液にアセトニトリル貧溶媒を迅速に注入することによって種々の形態を有するC₇₀のnmからμm規模の集合体を調製した。混合溶媒とフラーレン分子間のリオトロピック相互作用と同様にフラーレン分子間のπ-π相互作用が混合溶媒中準安定コロイド凝集体生成に係わっている。良溶媒を変えることによってクラスタ形態工学を成功裡に達成し,混合溶媒中で球状,棒状または小板状クラスタを生成した。白色光または単色光照射のもとで光電気化学の性質を調べるため,ナノ構造化SnO₂電極上にC₇₀クラスタを電気泳動的に析出した。最大光電子変換効率(IPCE)は貧-良溶媒の組合せに依存して0.8~10%で変化した。析出したクラスタ薄膜の表面積,厚さ及び電子移動度の面でIPCE値の差を考察した。電子移動度はIPCEに対する最も支配的因子であり,全体の光電流発生における電子輸送過程の重要性を指示した。更に,電子移動度は基礎となる分子配列と結果的クラスタ構造と密接に相関している。しかるに,これらの結果は有機光起電素子を含むC₇₀に基づく分子素子設計にとって基本的手掛かりを提供する。

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その他の無機化合物の薄膜 , 非金属化合物に見られる電子伝導

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C70クラスタ生成とそれらの電子輸送及び光電気化学性質の良溶媒効果

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