抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
今後の農地利用の一つの方向として,農地利用集積を行なった場合,省力的な水管理と用排水量を抑制した環境負荷削減型水管理が望ましい。低平地水田地区において田越し潅漑の実証試験区を設け,標準区画圃場との用排水量の違いを実測値に基づき比較した。さらに,タンクモデルを用いた仮想的シミュレーションを行なうことにより,田越し潅漑の節水効果と排水量抑制効果の有無の明確化につき検討した。その結果,圃場からの排水を確認してから取水を停止するという理想的な水管理が可能であれば,従来区の方が用排水量を抑制できるが,現実的には不可能である。現状の水管理実態を考慮するならば,田越し潅漑は用排水量の抑制に寄与できると考えられる。