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J-GLOBAL ID:201002233265268436   整理番号:10A0233692

超高層建物の下層階に部分配置する履歴型ダンパーの効果と影響に関する検討-長周期地震動を想定した耐震改修-

INVESTIGATION ON PARTIAL INSTALL OF HYSTERETIC DAMPERS INTO LOWER STORIES OF HIGH-RISE BUILDINGS-Retrofitting against long-period ground motion-
著者 (12件):
資料名:
号: 649  ページ: 549-557  発行年: 2010年03月30日 
JST資料番号: F0393B  ISSN: 1340-4202  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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長周期地震動を受ける超高層建物の下層階に履歴型ダンパーを部分配置した際の効果,その場合に注意すべき項目を示した。一般的な超高層建物として選択した高さの異なる2つの解析モデルに対する時刻歴応答解析を通じて,ダンパー配置状況とともに周期にも注目してエネルギー吸収能力を評価した。この結果,以下のようなことが分かった。1)ダンパーの応答低減効果を正確に把握するためには,ダンパーの変形効率を考慮できる部材レベルでのモデル化により応答を検証する必要がある。2)履歴型ダンパーを全層に連層配置したことによって生じる全体曲げ変形の影響で,境界梁に大きな強制変形が生じる。3)中層から低層にかけてダンパーを部分的に配置すると,全層配置に比べて全体曲げの変形の影響が低減されることでダンパーによる効率的・集中的なエネルギー吸収が行われる。4)ダンパー部分配置モデルではダンパー非設置層との変わり目の層で最大層間変形角が増大する。5)既存の超高層建物にの下層部にダンパーを部分配置すると,安全限界までのエネルギー吸収能力が増す。
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分類 (1件):
分類
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建築物の耐震,免震,制震,防振 
引用文献 (21件):
  • 1) 土木学会,日本建築学会:海溝型巨大地震による長周期地震動と土木・建築構造物の耐震性向上に関する共同提言,2006.11
  • 2) 財津和廉,薩川恵一,宮内洋二,北村春幸,太田弘俊:長周期地震動に対する長周期構造物の応答性状評価 その2 超高層建物の応答性状,日本建築学会大会学術講演梗概集,B-2,pp.991-992,2004.7
  • 3) 吹田啓一郎,北村有希子,五藤友規,岩田知孝,釜江克宏:高度成長期に建設された超高層建物の長周期地震動に対する応答特性-想定南海トラフ地震の関西地域における予測波を用いた検討-,日本建築学会構造系論文集,第611号,pp.55-61,2007.1
  • 4) 長江拓也,鐘育霖,島田侑,福山國夫,梶原浩一,井上貴仁,中島正愛,斉藤大樹,北村春幸,福和伸夫,日高桃子:超高層建物の耐震性能を検証する実架構実験システムの構築-E-ディフェンス振動台実験-,日本建築学会構造系論文集,第640号,pp.1163-1171,2009.6
  • 5) 小鹿泰稔,川崎恵,馬谷原伴恵,北村春幸:長周期地震動に対する鋼構造超高層建物の損傷評価(その1)部材レベルの最大値,累積値,日本建築学会大会学術講演梗概集,B-2,pp.461-462,2007
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