文献

J-GLOBAL ID：201002233440068500   整理番号：10A0103270

油圧式3段階ロータリアクチュエータを用いた自動車用エンジン動弁の弁リフト可変機構

Automotive Variable Engine Valve Lift Mechanism Controlled by a Hydraulic 3-Step Rotary Actuator

著者 (4件)： 佐藤恭一 (横浜国大 大学院工学研究院) ,  西本幸則 (ミクニ R&Dセ) ,  福島義友 (ミクニ R&Dセ) ,  永瀧琢也 (ミクニ R&Dセ)
資料名： 日本フルードパワーシステム学会論文集  (Transactions of the Japan Fluid Power System Society)
巻： 41  号： 1  ページ： 1-7  発行年： 2010年01月 
JST資料番号： L3342A  ISSN： 1880-3121  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自動車用エンジン吸排気弁の信頼性の高い可変動弁機構として,油圧式3段階ロータリアクチュエータを用いた単純な弁リフト可変機構(VVL)を提案した。アクチュエータの回転出力軸にスプラグカムを取付け,旋回点を移動させて弁リフト量を変化させる系を設計した。油圧室の圧力を切替えて3段階の回転角度を得た。アクチュエータの運動方程式,油圧式関連の連続の式,Cポートと油圧室間の流量特性等を用いてVVLの基本シミュレーションモデルを構築した。本モデルを用いて,回転出力軸の回転角度と弁リフト量変化の挙動をシミュレーションした。3段階VVLを取り付けたシリンダヘッド部の動弁系の機構のみを用いて作動試験を行った。これらの結果から,提案したVVLが実用的な構成であることを確認した。

シソーラス用語： *火花点火機関 ,  *アクチュエータ ,  回転軸 ,  リフト ,  自動車 ,  計算機シミュレーション ,  カム機構 ,  試験 ,  可変構造系 ,  シミュレーションモデル ,  *油圧アクチュエータ ,  動作実験 ,  計算機利用 ,  利用
準シソーラス用語： *弁機構 ,  動作試験

分類 (2件)： 火花点火機関  (PB02020C) ,  油圧・空気圧応用装置  (QD04050E)

引用文献 (7件)：

• 藤吉. ノンスロットリングエンジンに適用可能な可変動弁機構の研究. 自動車技術会論文集. 1993, 34, 4, 18-22
• PIERIK, R. Design and Development of a Mechanical Variable Valve Actuation System. 2000
• NAKAMURA, M. A Study of a Continuous Variable Valve Event and Lift (VEL) System. 2001
• FLIERL, R. Der neue BMW Vierzylinder-Ottomotor mit Valvetronic-Taill : Konzept und konstruktiver Aufbau. MTZ. 2001, 6, 450-463
• GENISE, D. Editors. Variable Valve Actuation 2005. 2005

タイトルに関連する用語 (7件)： 油圧式 ,  段階 ,  ロータリアクチュエータ ,  自動車用エンジン ,  弁 ,  リフト ,  可変