抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,係留系観測等との比較から,海流場の再現性の高い数値モデルが開発されている。これらの数値モデルによる海流場に風による海氷の漂流成分を加えることで,海氷の流動を精度よく再現できると考えられる。本講演では,昨年に引き続きこのような視点に立って海氷域の南下を予測した。ただし,東風が卓越する年には,粒子が風によって樺太の沿岸に過度に漂着してしまい,海氷の南下をうまく再現できなかった。この問題に対処するため,海氷域の内部応力を擬似的に表現するよう改良を加えた結果,1998年から2005年の8年間について,海氷漂流の南下成分に関しては年々変動をよく再現できることがわかった。(著者抄録)