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J-GLOBAL ID：201002237103458300   整理番号：10A0985909

気液二相流によるステンレス鋼配管の洗浄特性と洗浄水削減効果

著者 (8件)： 大森智史 (東京海洋大 海洋科学) ,  今道純利 (食品サニタリ技術協) ,  新谷進 (和泉工商) ,  松長正見 (食品サニタリ技術協) ,  萩原知明 (東京海洋大 海洋科学) ,  渡辺学 (東京海洋大 海洋科学) ,  渡辺尚彦 (東京海洋大 海洋科学) ,  崎山高明 (東京海洋大 海洋科学)
資料名： 日本食品工学会誌  (Japan Journal of Food Engineering)
巻： 11  号： 3  ページ： 125-132  発行年： 2010年09月15日 
JST資料番号： L4409A  ISSN： 1345-7942  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 食品及び飲料の製造工場の大規模設備に関して,自動的定置洗浄(CIP)が一般的に採用されるが,大量の水/薬剤を必要とする。この研究において,配管系CIPの最終リンス工程の洗浄水を削減するために,空気と水から成る環状流を試験した。ステンレス製の1S規格配管を水平及び垂直に配管し,モデル試料として水飴を採用し,空気と水から成る二相流による洗浄を経時的に検討した。空気の流速が小さい時,十分な環状流は形成されず,管壁上部が洗浄不十分になった。空気の流速を600L/分に設定した時,環状流は形成され,通常の水洗浄と比較して洗浄効率を大きく低下せず,水使用量を約1/10に低減した。また,直管以外のT字管,エルボ及びダイアフラムバルブを含む複雑な配管系の試験から,二相流洗浄時間は水洗浄の2倍程度要したが,使用水量を約1/5に低減した。今後,1S配管よりも大きな管計の配管での試験が必要であるだろう。

シソーラス用語： *配管システム ,  *洗浄 ,  ステンレス鋼 ,  *気液二相流 ,  環状流 ,  *食品工場 ,  CIP洗浄 ,  澱粉糖 ,  効果 ,  使用水量 ,  水飴 ,  流量
準シソーラス用語： 洗浄効果

分類 (1件)： 工場衛生・衛生工学一般  (FJ02021H)

引用文献 (6件)：

• T Toriu; Industry trend/Waste water treatment technology (Sangyo douko/Haisui shori gijutsu). Chousa (Nissho Iwai Research Institute Ed.), 2002(4), viii-ix (2002).
• L. Braeken, B. Van der Bruggen, C. Vandecasteele; Regeneration of brewery waste water using nanofiltration. Water Res., 38, 3075-3082(2004).
• J. M. Mandhane, G. A. Gregory, K. Aziz; A flow pattern map for gas-liquid flow in horizontal pipes. Int. J. Multiph. Flow, 1, 537-553(1974).
• Y. Taitel, A. E. Dukler; A model for predicting flow regime transitions in horizontal and near horizontal gas-liquid flow. AIChE J., 22, 47-55(1976).
• K. Sekoguchi, A. Ousaka, T. Fukano, T. Morimoto; Air-Water annular two-phase flow in a horizontal tube: 1st report, Circumferential distribution of film thickness (in Japanese). Trans. Jpn. Soc. Mech. Eng. B, 48, 346-354(1982).

タイトルに関連する用語 (5件)： 気液二相流 ,  ステンレス鋼 ,  配管 ,  洗浄 ,  洗浄水