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J-GLOBAL ID:201002237504659871   整理番号:10A0989835

中部日本の跡津川断層系周辺の深部地殻構造:起震帯の下の弱帯と地震発生における役割

Deep crustal structure around the Atotsugawa fault system, central Japan: A weak zone below the seismogenic zone and its role in earthquake generation
著者 (6件):
資料名:
巻: 62  号:ページ: 555-566  発行年: 2010年 
JST資料番号: G0106B  ISSN: 1343-8832  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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著者らは日本の大学グループによる合同観測における臨時高密度地震観測網から得られた地震波到達時間データを用いて,中部日本の跡津川断層周辺の走時トモグラフィーを行った。断層の下の観測された速度は下部地殻の仮定した母岩(輝石角閃岩と角閃石-輝石斑レイ岩)のそれよりも10-13%低い。起震層は断層中央部で最も厚く深さ15kmほどまで達しているので,著者らは低速度異常は水性流体によるものと推定する。下部地殻の流体含有率は仮定した輝石角閃岩と角閃石-輝石斑レイ岩についてそれぞれ2-3%と約10%である。明瞭な低速度異常が跡津川断層の中央部の深さ10kmのところに想定され,ここでは上部7kmまで地震活動は非常に低く,地表面ではクリープ状の動きが観測されている。この異常は水平方向には分離されているが垂直方向には下部地殻の低速度異常につながっている。筆者達は下部地殻から供給された大量の水性流体がこの異常の原因であると解釈している。高間隙水圧が摩擦滑りの安定性を高め,その結果として断層に沿っての非地震性滑りまたは間欠的な滑りが生じる。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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地球内部物理学一般  ,  地震学一般  ,  地殻・上部マントルの構造・組成 
引用文献 (41件):

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