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J-GLOBAL ID：201002239802996441   整理番号：10A0632519

ピラニア溶液で処理するAuの硫黄修飾は低-Pd放出及びリサイクル可能なPd材料,SAPd,を与える

Sulfur Modification of Au via Treatment with Piranha Solution Provides Low-Pd Releasing and Recyclable Pd Material, SAPd

著者 (7件)： HOSHIYA Naoyuki (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  HOSHIYA Naoyuki (Furuya Metal Co. Ltd., Tokyo, JPN) ,  SHIMODA Masahiko (National Inst. for Materials Sci., Ibaraki, JPN) ,  YOSHIKAWA Hideki (National Inst. for Materials Sci., Hyogo, JPN) ,  YAMASHITA Yoshiyuki (National Inst. for Materials Sci., Hyogo, JPN) ,  SHUTO Satoshi (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  ARISAWA Mitsuhiro (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 132  号： 21  ページ： 7270-7272  発行年： 2010年06月02日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 硫黄修飾を誘導するAuのピラニア溶液での処理についての新しい識見を報告した。更にこの過程を,Suzuki-Miyauraカップリングにおいて高い再利用性と著しく低いPd浸出を示す新しいPd材料の開発に利用することを示した。ピラニア処理したAu(111)/雲母のSR-HXPS測定において,Au表面はこの処理中に硫黄修飾を起こすことを見出し,これはAu表面から不純物が除かれたのみであると考えられた。また,Pdが硫黄修飾Au上に固定化された実用的なPd材料(SAPd,硫黄修飾Au担持Pd材料)を開発することに成功した。最低のPd放出水準と高い再利用性の点で,これは現在まで開発された最良のPd材料である。SAPdを用いると,反応混合物に非常に低水準のPdが浸出するので,薬剤成分を含む合成においても,残留Pdの除去は必要としない。

シソーラス用語： *Suzuki反応 ,  *パラジウム触媒 ,  *担持触媒 ,  *触媒担体 ,  触媒調製 ,  *金 ,  硫黄 ,  *酸化硫黄 ,  化学修飾 ,  X線光電子スペクトル ,  シンクロトロン放射 ,  内殻準位 ,  光電子放出 ,  改変 ,  浸出 ,  リサイクル ,  ICP-MS分析 ,  触媒活性 ,  *表面改質 ,  利用 ,  再利用
準シソーラス用語： 固定化

分類 (2件)： 貴金属触媒  (CB06122I) ,  付加反応,脱離反応  (CF02030M)

タイトルに関連する用語 (7件)： 溶液 ,  Au ,  硫黄 ,  修飾 ,  PD ,  放出 ,  リサイクル