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J-GLOBAL ID：201002239880314560   整理番号：10A0712331

PP/エラストマー/CaCO₃複合材料の力学特性に及ぼすCaCO₃の粒子径の効果

Influence of CaCO₃ Diameter on Impact Properties of PP/Elastomer/CaCO₃ Ternary Composites

著者 (4件)： 日笠茂樹 (岡山県工技セ) ,  永田員也 (旭化成ケミカルズ 樹脂総合研) ,  中村吉伸 (大阪工大 工) ,  中村吉伸 (大阪工大 ナノ材料マイクロデバイス研究セ)
資料名： 日本接着学会誌  (Journal of the Adhesion Society of Japan)
巻： 46  号： 7  ページ： 252-259  発行年： 2010年07月01日 
JST資料番号： G0749A  ISSN： 0916-4812  CODEN： NSEGE7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ポリプロピレン(PP)/エラストマー/フィラー複合材料について,衝撃強度とエラストマー量およびフィラー粒子径との関連を検討した。エラストマーとしてポリスチレン-block-ポリエチレンブテン-block-ポリスチレントリブロック共重合体(SEBS)を用い,フィラーとして平均粒子径120~1200nmの炭酸カルシウム(CaCO₃)を用いた。この3元複合材料中では,SEBS粒子とCaCO₃粒子とが独立してPP中に分散するモルフォロジーを形成していた。PP/SEBSブレンドが脆性破壊するSEBSの体積分率が0.12以下においては,添加するCaCO₃粒子径が小さくなるのにともなって,衝撃強度はゆるやかに向上した。一方,PP/SEBSアロイが延性破壊するSEBSの体積分率が0.17以上においては,平均粒子径120~900nmのCaCO₃粒子を添加する場合の方が,1200nmの粒子を添加する場合より衝撃強度が顕著に高いことが明らかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： *ポリプロピレン ,  *炭酸カルシウム ,  *複合材料 ,  ポリマブレンド ,  充填剤 ,  衝撃強さ ,  粒度依存性 ,  *SEBS ,  モルフォロジー ,  降伏応力 ,  微細構造 ,  脆性破壊 ,  体積率 ,  延性破壊 ,  添加物効果 ,  破面検査
準シソーラス用語： *高分子複合材料 ,  引張降伏応力

分類 (2件)： 機械的性質  (YH02022L) ,  充填剤,補強材  (YH05030J)

引用文献 (26件)：

• LONG, Y. J. Appl. Polym. Sci. 1996, 61, 1877
• JANCER, J. J. Mater. Sci. 1995, 30, 2438
• LI, Z. J. Mat. Sci. 2003, 38, 1793
• 野村学. 成形加工シンポジア '90. 1990, 129
• FU, Q. Polymer International. 1993, 30, 309

タイトルに関連する用語 (6件)： PP ,  エラストマー ,  CaCO3 ,  複合材料 ,  力学特性 ,  粒子径