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J-GLOBAL ID:201002240058123416   整理番号:10A0531258

リゾチームの変性を探る単壁カーボンナノチューブ

Single-Walled Carbon Nanotubes Probing the Denaturation of Lysozyme
著者 (10件):
資料名:
巻: 114  号: 17  ページ: 7717-7720  発行年: 2010年05月06日 
JST資料番号: W1877A  ISSN: 1932-7447  CODEN: JPCCCK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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リゾチームをモデル蛋白質とした非共有性結合で蛋白質を結合した単壁カーボンナノチューブ(SWNT)の共鳴Ramanスペクトル測定を報告した。円二色性,Raman,光ルミネセンススペクトルによってリゾチーム結合SWNTの化学及び熱誘導性ミスフォールディングと変性過程を追跡でき,リゾチームは約4.5Mグアニジン塩酸で不可逆的に変性しはじめ,この濃度はフリーのリゾチームでの2.5Mよりも高かった。Ramanスペクトルの変化は変性時のリゾチームのコンホメーション変化を示し,ラジカルブリージングモード(RBM)強度比が4Mより高濃度のグアニジン塩酸で有意に増加し,この変化は変性曲線と相関したため変性状態を表現できると示唆した。グアニジン塩酸添加による光ルミネセンスの赤色シフトは変性後のより大きい誘電定数を有する材料被覆を示し,4Mより小さい濃度でも強度比が増加し,円二色性スペクトルと逆の変化だった。高温での変性では90°CでRBM強度比が増加して最大値を示したため完全な熱変性を示した。ナノチューブ結合リゾチームでは熱変性速度が遅く,熱的に安定な事を示唆した。これらの結果からSWNTは小さい蛋白質の変性を検出する光学的プローブとして利用可能なことを示した。
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分類 (2件):
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酵素一般  ,  炭素とその化合物 
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