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J-GLOBAL ID：201002240654996362   整理番号：10A1338236

’べにふうき’のメチル化カテキン含有量実態調査と茶14成分一斉分析法

著者 (1件)： 大村聖子 (テクノスルガ・ラボ)
資料名： 茶業技術  (Tea Technical Journal)
号： 53  ページ： 36-38  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： Y0166A  ISSN： 0287-0843  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,アレルギー抑制作用を有する機能性食品の研究が勢力的に行われている。茶品種のひとつである’べにふうき’に抗アレルギー作用等をもつメチル化カテキンが含まれていることが明らかになり注目を集めている。本調査においては,市販’べにふうき’64点のメチル化カテキン含有量及びその他の成分の同時分析を目的とした。市販’べにふうき’茶葉から,メチル化カテキン3種(EGCG3”Me,ECG3”Me,EGCG4”Me),カテキン類8種(EC,EGC,ECG,EGCG,+C,GC,CG,GCG),没食子酸,カフェイン,ストリクチニンの計14成分をUPLC(超高速液体クロマトグラフィー)を用いて一斉分析を試みた。その結果,メチル化カテキン1種のEGCG4”Meを除く13成分が含まれている事が明らかになった。また,’べにふうき’100g あたりのEGCG3”Meは,1.03~2.42gの値幅があり,ECG3”Meは,0.18~0.47gの値幅であった。このように市販’べにふうき’茶葉中の機能性成分含有量に大きな差があることが明らかになり,今後,市販’べにふうき’の品質管理や商品開発の手助けになると推察される。

シソーラス用語： 茶 ,  栽培品種 ,  *緑茶 ,  メチル化 ,  含有量 ,  食品成分 ,  食品分析 ,  同時分析 ,  *フラボノイド ,  *多価フェノール ,  高速液体クロマトグラフィー ,  *チャ ,  分析 ,  酸素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  ポリオール
準シソーラス用語： *べにふうき ,  *メチル化カテキン ,  紅富貴 ,  成分分析

分類 (2件)： アルカロイドし好飲料  (FJ06030D) ,  有機化合物の物理分析  (CC03034A)

物質索引 (1件)： カテキン

引用文献 (4件)：

• Sano M, Suzuki M, Miyase T, Yoshino K, and Maeda-Yamamoto M.: J. Agric. Food Chem., 47, 1906-1910(1999)
• Suzuki M, Yoshino K, Maeda-Yamamoto M, Miyase T, Sano M.: J. Agric Food Chem., 48, 5649-5653(2000)
• Sano M, Tabata M, Suzuki M, Degawa M, Miyase T, Maeda-Yamamoto M.: Analyst, 126, 816-820(2001)
• Iijima T, Mohri Y, Hattori Y, Kashima A, Kamo T, Hirota M, Kiyota H, Makabe H.: Chem. Biodivers., 6, 520-526(2009)

タイトルに関連する用語 (6件)： べにふうき ,  メチル化カテキン ,  含有量 ,  実態調査 ,  茶 ,  分析法